自粛の日々

非常事態宣言下の自粛要請がズルズル延びいてます。

自粛というのは自ら率先して慎むことだと理解しておりましたので、要請されるのは言葉を生業にしていました私には大変な違和感がありました。要請の押し付けがましさに慣れ始めた頃、今度は要請がともすると強制に凶暴化している地域があったりして、ただでさえ鬱陶しいのに考えだすと止まらなくなって困ります。

S__4808710.jpgこういう時には、お散歩です。

地球上で大流行するコロナ禍、やっと日に数十分の外気浴を許された国がある中で、とりあえず24時間いつでもどこでもお散歩ができるのは何とありがたいことでしょう??

すれ違う人を感染者だと疑い、私自身も感染者の可能性を鑑み大きな体を小さくして歩くわけで、どうにも気苦労の多い散歩ではあり、三日に一度しかお外にでないような引きこもりの日々。いやこれこそ自宅警備隊としてコロナと戦っているのだ。という自負がすんでのところで泥のようなやりきれなさを払拭してくれていますが、そんな背景に蛇縄模様を背負ったような私のドロドロを、お散歩に行けば、お外に出れば、爽やかな五月の薫風がきっと吹き飛ばしてくれるはずです。少しだけでも。

塾も五月いっぱい、おやすみで。

生まれて初めてテレビゲームにハマりました。時間を気にしないとか暇つぶしという概念がないまま55年生きてきた私がはじめて不良になったわけです。「あつまれ。どうぶつの森」というソフトの中にある島で、もう一人の私は、動物たちに囲まれ、日々飛行機に乗っては旅をし、夢だった海辺に家を建て、マトリョーシカや竹細工や一枚看板をを作って暮らしていました。私ね、それはそれですごく幸せだったの。

でもある日、やっぱり書きたいなあ。という気持ちが抑えきれなくなってきます。

するとリモートで個人レッスンをというご要望がいただけました。生きていると毎日一回神様に会える(だから気づけるようにしておかなきゃ、と常に思って日々を送っています)んですが、その日の神様は間違いなくその生徒さんでした。

まずは借りているお教室に機材を持ち込んでみましたが、Wi-Fiを繋いでいないというのが致命的でした。昨日、自宅のキッチンの片隅で手元の動画が撮れないかを模索してみました。やーやーIT化がやってきた。と最初は色々楽しかったのですが、やっと何とか動画が撮れる所まで到達した時点でおばちゃんクタクタでさ。

ズームは入れてあるのですが、これを生徒と共通のアプリに繋げたりSNSにしたり、厳しいです。まあ、ゆっくりいろいろ試しましょ。

それでも。

私のレッスンを待っていてくれる子がいたことが何より有り難くて、涙がでそうでした。頑張ろうと、心から思いました。

この記事について

このページは、Yukoが2020年5月10日 15:50に書いた記事です。

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