まともなネーミングは「家族」ぐらいで、あとは主宰者のネーミングセンスがもう、すごく・・・その、素敵すぎて。
私が愛している友人というのは、どうしてこうもセンスがいいのか。
そして、LINEってどうしてこんなに楽しいの!!
スタンプなんかもフル活用して、下手すると一日一時間近くそれに費やすことがある。
時間泥棒認定してしまうと、私は時間泥棒とはバッサリと手を切ることを自分に課しているので、一時間をメドに必ずやめるようにしている。
しかしこの楽しさを知ってしまうと、一時間がものすごく早いことに苦しむ。
さらに、ダイレクトにチャットしなくても、返事が来ていればうれしいし、その心遣いがあふれる言葉や笑わせてくれる技術に感心したりもする。
楽しく賢いお友達が多いというのは、こんなところで大変にお得なのである。
既読スルーという名の「よきにはからえ」的放置プレイも、さすがにこの年だとお互い様だから気にならない。
もちろん便宜上LINEでつながっているグループでは、よく知らない仲だったりする人もいて最大限に気を使わなければならず、一行に何度も推敲したり、無防備な相手の言葉に傷つかないように自分をプロテクトすることも必要になってくるから手放しで好き好きという訳にもいかないが、よく知る相手だとたった一言のコミュニケーションにも含蓄があって愛おしさが増す。
一応自分を律することもできる分別盛りの五十近いおばちゃんである。
そんなのがうっかり夢中になっちゃうんだから、お友達づきあいこそ人生のすべての子ども世代には、逆に、案外しんどいツールかもしれないなあと思ってみたりもした。
今の子ども達ってITネイティブだから、私たちとは考え方も行動もまるっきり違う気がする。
告白はメールでというのがポピュラーだろうし、どっかり座っての長電話はしない。マルチタスクであっちこっちLINEでおしゃべりしてもこんがらがらないし、メールを打つ速度が半端なく早い。
LINE無料電話はもちろん、動画まで送り合ったり、FaceTimeやら友達とテレビ電話ってもう、携帯のない学生時代を送った私たちから見たらSFだから。
ところで、私が毎朝チェックするのは「散歩組」である。
朝、お散歩に行ける人が行くよーと声をかける。寒かったり雨だったり痛かったりしたら休む、朝のゆるーいウォーキング仲間との連絡がこの散歩組のLINEなのだが、明日どうする?の延長でソチ五輪のときには一緒に真央ちゃんの演技に感想を述べ合っちゃったりして燃えた。
この散歩組のLINEに入れてもらうまでが難儀だった。
私も彼女達も、自分情報を公開していないので、お互いに探し出せない。私はiPadミニを散歩に持っていかないので、QRコードが使えない。
紆余曲折を経て、結局、お嬢が「わかった。その散歩組の子は、私とLINEでつながっているから、そこからつなぐから」と、わやわやお嬢を経由して、やっと仲間に入れてもらえたのだった。
高校生って最強。
そして今日も楽しいお散歩から帰宅して、今PCの前に座っている。
お散歩の最中にパン屋さんに寄り道して、焼きたてパンを買ってコーヒーを飲みながら朝ごぱん。それが最高に美味しい。という、今日は「しあわせパンルート」の日だったもので、この幸福をお裾分けすべく、お昼ご飯用にパンをたくさん買って帰ってきた。
ところが、家に帰っても相方がいないのである。
残念だなあ、じゃあ私が好きなパンを最初に選んで確保しちゃうかな。
ええーっと、一個だけ、食べちゃおうかな。
もぐもぐ。んー、一つ食べたら、なんだかおなかがぐぅと鳴ってるぞ、もう一個、早めの昼食ってことで。
いや、うまいのなんの。
もう一個・・・と、ヤバい食欲の無間地獄に陥ってしまいそうになり、それを断ち切るためにPCの前に座ったのだった。
散歩組の誘惑はLINEでのチャットだけではなく、こんなところにもある。
あれ、おかしいな。
朝の散歩はきもちいいよね、しかもおいしいしね。というテーマで書こうと思ったのに、初手のLINEについての思い入れに力が入り過ぎ、全く着地点がちがってしまった。
そもそも予定外の相方の外出が・・・予定外のこの食欲が・・・。
【結論】
人生って、ままならない。
でも、LINEも人生も、楽しい。楽しいから、まあいいんじゃね。