3.11

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今日は三月十一日。
ちょっと特別な日。

じゃあ何か特別なことをするかというと、ちょっと寄付するぐらいで、私には何もできない。
何もできないけど、気持ちはそばにいる。
今日は被災地が産地の野菜や魚を買ってきて、食べよう。
追悼の献杯をしよう。
生きていこう。
がんばれ、日本。
いっしょに、がんばろう、日本!

相方がどっぷり疲れて帰京した。
それでも、人生のエンディングについて、深夜まで話した。
私の一生はこの人と共にある、という幸せを想う。

普通にあると思った明日が、必ず訪れるという保障なんてどこにもないのだ。
改めて3.11、すべての犠牲者に対して黙祷を捧げたい。
明日やりたかったことが、突然奪われる無念を思うと、なんて貴重な一分一秒。
身近な人を見送ったばかりだから、特にそう思うのかもしれない。

花粉の飛来を体中が感知している。
ぼんやりと春霞がかかったような脳みそに喝をいれて、さあやるべきことを始めよう。
それから、
平凡な何でもない一日が、何でもなく暮れていく平穏を、きちんと慈しもう。