毎日5時に起きている健康的な生活も、早寝あってこその物種です。
ただ、今日は私、大変に上機嫌。
お友達に誘われて、谷中・千駄木・根岸のいわゆる「やねせん」探訪をして参りました。
隠れ家レストランでとんでもなくおいしいコース料理をいただき、(エムさん、ごちそうさまでした!)
谷中の商店街を興奮して歩き、興奮のあまり七味なんかを買い、手作り紙人形の工房を覗いて、千駄木で美味しいコーヒーをいただくという、スペシャルな一日なのでございました。
いいね、下町。
先達のエムさん、かっけー!と何度も思いました。
博識っていうのは人を魅力的に見せるね。
圧倒的な情報量、「谷根千」を知り尽くしていて、惜しみなく与えてくれる。私にこういう街がいくつあるかなあと思いました。
自分に合った服はわかるし、自分の好みの味を提供してくれるお店なら言える。
けど、街と友達になるというか、自分に合った街を見つけている豊かさみたいなものを感じたのよね。
例えば、表参道は仕事で何度も行ったけれど、私には居心地がいい場所を見つけられなかったし、あまり興味も抱けなかった。
けれど、明治神宮と参宮橋は大好きになっていた。
・・・みたいなねー。
下北沢は迷うんだけど、吉祥寺なら大丈夫。
・・・みたいなねー。
インドには呼ばれないと行けない、みたいな。それは藤原新也の言葉だったかな。うーん、なんていうんだろう、街との相性?
谷中墓地には、中1の小僧にそっくりだった双子が眠っています。
なのに、全然谷中を散策しようと思わなかったなあ。
何か、私の中でほんのちょっとだけ「街と昵懇」という新しい感覚が広がった一日でありました。谷中は、私を受け入れてくれたかしら。
帰りにちょっと、一人で車を擦ってしまう軽い事故。
対人でなくてよかった。修理代は痛いけど、家からうんと離れた場所ではなくてなんとなくホッとした。
なんだろう・・・テリトリー的な?
今住んでいるこの街は、やっぱり自分の街なんだなと思ったりしました。
いいこととわるいことはかわりばんこにやってくる。
いいことばっかりでも怖いし、わるいことばっかりではつらい。
こんなふうに、ちょっとずつのいいことと、ちょっとずつの悪いことで、毎日が過ぎていくんだなあ。
日々、こんなふうにいいことが少しだけ多いほうが、いいなあ。
ではおやすみなさい。