っていうか、あれですね、4月からこっち、やることなすことがすべて「はじめての」。
いよいよ初めての中間テストが近づき、小僧、さぞ頑張っているかと思いきや、まったく勉強法がわかっていない・・・。
やれとけしかけても、物理的に時間もないことだし、一度自分で痛い思いをしないとね。と放置していましたら、担任の先生が上手にハッパを掛けてくださったようで・・・。
小僧、ようやく「自発的に」勉強しなければ。と思ったらしく、コーチに欠席のメールを出して早く帰って来ました。
日の高いうちに帰宅して、早速お風呂に入っています。
息抜き、大事。
って、いいのかなー。それで。ま、いいか。
担任からクラスの生徒たちへのお手紙を読みますと・・・
君たちの勉強時間は少なすぎるよ、というお話の後、具体的な勉強法がご自分の経験に則って書かれていました。
マメだなあ。いいご指導だなあ。ありがたいなあ。
交換ノートを毎週提出しているのですが、そこにも毎回、短いながらも手書きで、情熱的なセージが入っています。
小僧が楽しく学校に通っている理由の一つに、この天才的に褒め上手な先生の存在があります。
いい出会いでした。
先生からのお手紙には、一科目、一時間半以上は費やしちゃダメ。集中力が続かないから。
というようなコツも書かれていまして。
じぇじぇじぇ。
一時間半、って 何? 一科目、って。
まずは小僧、一時間半もの間、机に座っていることができないんじゃないかと不安になります。
一時間半走り続けることはできても、一教科集中でそんなに記憶するのは無理かと。
ちょこっと頑張ったのは受験の追い込みの時だけで、家庭学習という文字を持たない彼です。
個人塾では先生に「お前はやればできる子なのに、なぜやらない?」と言い続けられていました。
スイッチが入った時にはスゴイんで、心配はいりませんよおかあさん。と豪快に笑ってくださった塾の先生も、今は鬼籍に入られました。スイッチが入った状態をお見せできないまま。このまま一生スイッチが入らなかったらどうしようと思っても、もうご相談ができない。
今回数学と英語と国語が二種類、理科と社会が入って8科目のテストが来週月曜日から待っています。
だだだ、大丈夫なのかしら。
まあ、いざとなったら、補習に呼んでいただけるというので、親としては安心してお預けしています。
なんとかなるでしょうし、自分でなんとかしなきゃならないでしょうし。
一度泣いて、強くなる。
サッカーも、部活も、勉強も。何もかも。
挫折なくして、栄光なしです。腹をくくれ、私。ああ、胃が痛い。
いろいろと関わりたくて関わりたくて仕方ないのですが、英語なんか教えまくりたいのですが、ぐっとこらえて手を出さずにいます。
それこそが今の時期の母親の最も大事な仕事だからです。
サッカーのことはコーチに、部活は顧問に、勉強は先生に。専門部はお任せして、私はひたすらご飯を食べさせるだけです。
どうせ、いうこともきかなくなったし・・・親より友達だし・・・そうでなきゃ困るわ、とわかっています、わかっていて、男子の親離れってどうしてこうも淋しいのだろう。と、痛いぐらい思いながら、歯を食いしばって、手だしを我慢しています。
小僧、お風呂、出て来ました。
じゃあ、私はご飯を作ります。
愛情込めてお米を研いでも、ガガガっとかっこんでしまえばお味もへったくれもないんでしょうが、祈りを込めてご飯を作ります。
「やる気」が出てきますように。
はじめての中間、努力した分は報われて、せめて「悲惨」じゃありませんように。
こうるさい母を、嫌いになりませんように。
おお、小僧よ、急いで取り掛かろうぜ!
おかあさんもがんばる。別々に、しかしいっしょに、頑張ろうぜ。