週に一回

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ええ、それは夜のお楽しみのお話。
はい、ブログの更新であります。
夜じゃない方が多いか。朝、カーテンをひいたまま、暗くして。
だーかーらー、ブログの更新のお話であります。

最近、週に一度のペースでしか更新していないんだなあ。ということに気づきまして。
それだけ忙しい。とも言える。
でもまあ、忙しさならずっと変わらないわけで、「それでも書くんだ」という程の覚悟がなくなってしまったというのが週一の理由だと思う。深夜番組が、ゴールデンに行ったらつまらなくなっちゃったの法則みたいな、オーバーランしても何なら法廷であいましょう! というほどの、それでも書かずにはいられないのだ私は! というほどの、書きたい何かが消えてしまったの。シャボン玉のように。

いやこれはさ、もはや円熟。
ものは考えようで、そういう領域に入った、と。
蜜月の時にはサカリがついた獣のように、とにかくもう一気に。激しく。
書くべし書くべし書くべし。
しかし、もういい加減、年増ですしね。
ブログの更新も、寄る年波には勝てないのかも。

子どもたちの世界は、完全に子どもたちのものになった、というのも大きいです。
「子どもは親に従属するもの」という考えはもとよりなかったのですが、それでもどこかで子育てはこんなに楽しい!! という話をすれば、私の目を通して、可愛い子どもたちを表現する事になります。
そして、それは当然、許される特権だと思っていました。
ところが、タダの幼女が男子について語るのは単純に微笑ましくても、小学生になれば意味合いが少し変わり、中学、高校ともなるともうそれは全く別の旬なお話なわけで。
彼氏の話ひとつ書くのでも、JK自身のプライバシーがあり、それを侵すのも申し訳ない。
いや、実際弓を抱えて大事な15歳の夏を的めがけて矢を射ることだけで費やした地味な娘には彼氏なんかいないわけですけれども、とか真実を書くのだって、ひょっとするとマズイのかもしれない。
私の目を通して私の言葉にするにしても、彼女のプライバシーの問題が出てきます。
私にとっては超絶かわいい、それは剛力あやめよりもずっと可愛い、ブルテリアに似たお嬢の、髪型が日増しにバッファローに近くなっていき・・・という事を描けば、リアル知り合いはお嬢を見て笑うかもしれない。私は娘を笑いものにしてはいけないと思っているのに。

これは架空のブログですよ、といったところで、リアル知り合いはお嬢を見ればブルテリアがどんな犬かすぐに分かるわけですし、バッファローヘアにも納得してしまうわけですから。
せいぜい、盛ってるなあ。程度のことだと知れるだけでね。
お会いしたことのない「あなた」に向けて発信するために、具体的に書けば書くほど、リアルがリアルに近づいていくんですね。

それで困ったのは、私の職業は「おかあさん」なのに、子どもについて今ひとつ表現できないという現実なのです。
この縛りはきつい。私は縛られるのが決して好きではないので。
そんなわけでの、週一更新。
とはいっても、ツイッターで結構丸はだかのまんましゃべっているわけで、だからと言って渡る世間に鬼はなし、大丈夫な気もしているんですけれども。
ネット社会のおそらくはまだ黎明に、プライバシーとソーシャルをどう使い分けるか、悶々と考えている毎日です。
こういうのは週一じゃなく、毎日考えてるの。
「福祉と愛と金額換算」の話や、「弱者を包括する課題を得た地域のあるべき姿」や、「小僧の受験とサッカー」や「今日の献立」や「介護の未来と私の老後」や「世界の平和」や「リッチマンプアウーマンの行方」・・・毎日考えていることはそりゃもうたくさんあります。それら以外にもPTAや落語や語学やパソコン、網羅したいことばかりで24時間が足りないのだもの。
で、考えすぎてオーバーヒートで、3分で眠っちゃうの。
......そりゃ、答えが出ないのも道理か。

2012年の夏は、週一の更新ではありましたが、子どもたちのサポート一色でした。
それはそれで忙しくエキサイティングな経験でした。
ああああ、言いたい。伝えたい。具体的に。どこにどう興奮したのか、どう感じたのか、そこがどうなったのか、とか、言いたい。
でも、プライバシーが。ああああ。

今は訪れる方も少なくなったことですし、まあ自問自答しながら、ちょろちょろ書いていこうと思います。
しばらくは週一の更新でよろしくお付き合い下さい。