今年の夏は。

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大学を休学してまで挑んだ今年の夏は予想的中、子どもたち怒涛の忙しさ。
最高学年のサッカーは、これぞ少年サッカー! の真骨頂だし、娘は弓道三昧で、原始人が獲物を追っているよりも多くの矢を打っていると思う。正確には「弓を引いている」んですが。
私は単にサポートしているだけなのに、振り回され方は尋常でなく。
時間の感覚もめちゃくちゃで、お友達との約束を間違えるわ、明日にはなんだか立派な講演会のお手伝いボランティアが入っているのに準備が足りていないわ、失礼千万です。
この場を借りても多分関係者はどなたも読んでいらっしゃらないのですが、もろもろ申し訳ありませんと謝罪しておこう。
気は心。←失礼千万あげいん。
飽和状態、という四字熟語が、今の私を最も物語っている気がするわ。
しかし、子どもたちの必死なまでの取り組みとその報告は甘美でもあって、今年の夏ぐらい、「おかあさん」という仕事の醍醐味はナイんじゃないかしらと思ったりもします。
小僧が今夜は合宿で、帰宅してすぐ遠征旅行で、戻ったらその足で修学旅行です。
娘ももうすぐ部活の合宿で、そのあとは遠征旅行で・・・。
うちにいないことが増えてきました。
この夏は、親離れ子離れの試練の夏でもある。
そして、家族はやがて夫婦に集約されていくのでしょう。

子どもたちがいなければ、相方と二人っきりの時間を過ごすわけですが。
子どもの将来と、今の資金繰りの話だったりして、初老の夫婦っていうのはこんなもんかーと思います。弘兼憲史や柴門ふみの描くストーリーみたいな、ときめきラブ満載の展開なんか、日常にはありえないです。
ときめきがほしい、という女性は多いらしいですけども、疲れて肝臓がいたんでいるせいか、私はときめかない今ぐらいがちょうどいい。爺さんになったなあ、とパサパサの相方を見つめるのが好きです。
いや、相方を見てもドキドキする時はあるな。
不況にドキドキしています。胸の鼓動が早くなるような「何か」を求めている人は、不安で不吉な事を想像してみると手軽にドキドキできるかもよ。
子育ても終盤です。小僧が高校を卒業するまで、あと6年。あと6年、なんとかがんばろう。
今年の夏は、節電と節約の夏でもあります。
みんな、合宿代とか遠征の交通費とか、一体どうしているの?
干からびつつある夫婦愛を笑い飛ばしつつ、この忙しさに身を任せていると、なんか大変なことも子離れの寂しさも、くよくよ考える暇がなくて、いい感じです。