2003-JAN. メニューへ戻る

 2003-01-27 
 
大雨で寒くて腰が痛い、何でもない日にHPを立ち上げると言うのは、どうなんだろう。
いや、自分で建設していなくて文句を言ってはいけないのだ。
権利だけを主張していいのは、子供に限られる。大人は義務を負ってこそさ。
で、何でもない日、乾杯、ヤッホー。
君と僕とが生まれなかった日に、めでたくHPが産声をあげました。
曾寸もいすすん なみこにすかくしちん
あ。Very Merry Unbirthdayと書こうとしたら、なぜだか、もいすすん。
そうです、私はひらがな入力です。
これからも、こつこつひらがなで日常を 綴っていきます。どうぞ、よろしく。
といっても、まあ、普通の主婦の生活 ですから、過度の期待は禁物です。
目標設定は低い方が夢は叶いやすく、他人への期待は低いほどダメージは少なくてすみます。 うむ、これは主婦の知恵ですね。
ところで唐突ですが、入浴中、娘のP子(仮名)が「それは100かーせんと、ないね」と威張って言った。
自信を持って間違えていると言うのは、なかなかに楽しく、私の現在唯一はまっているコレクションは子供の間違い語録です。
息子の福助(仮名)は、うんちをすると「くしゃいねぇ」、お外に出ると 「しゃむいねぇ」、お風呂に入ると「ああ、おふぉ、いいねぇ」と言う。 じじいと一緒に暮らしているような気分になります。
でも、「びっしょっしょになっちゃっちゃった」と納豆をこぼした時に言ったので、「それはべたべたと言うんだぞ」と正したところ、「おぅ、 べぇったべったねぇ」と、来日三日めの外国人のような発音で言いやがり、 バイリンガル教育を施している(嘘です)弊害も感じる今日この頃でした。
福助はこわいぐらいゆっくり成長するタイプのようで、これまたこわいぐらい促成栽培だったP子と比べると、別の種類の動物のようです。
育児と言うのは 観察者に徹すると大変に面白く、ついつい経済効率のよい仕事への復帰を忘 れてしまうほど満足度の高い「仕事」です。
とか書いていると、「じゃ、お前に任す、全て任す。好きなようにやれ」なんて言って、夫はさっさとテニスに出かけてしまう人なので、 業腹なんですけど。
娘の幼稚園のお友達なんか、「P子ちゃんのお父さんのお仕事はテニスの人」と言っていました。こんなところで 「教祖」もやっていることは、知らないんだろうなあ。
 
 

 2003-01-28 
 

いい天気。育児休暇を夫がとったとき、「ああなんでお前があんなに毎日天気予報を見ているのか、わかった」と言った。
そうです、お洗濯のためです。
その一言だけでも「大収穫」と思いました。天気図は全く読めないんだけどね。

 
 

 2003-01-28 
 

今日の懺悔
お義母さん、ごめんなさい。沢庵を腐らせました。
せっかくお正月に持たせてくれて、その匂いゆえに私たちを悪夢に突き落とし、
オペルの車内と、大事なコーチのソフトスーツケースにもその匂いを記憶させた、おふくろの味。
あんな思いをして持って帰ったのに、四本ばかりダメにしました。
すみません。
私、あの匂い、苦手なもんで……。
しかし、娘は夫を「沢庵さん」と呼ぶ。
おならが沢庵臭いからだ。
ただの「沢庵」と呼んだら、「ちゃんとさんづけしなさい」と道を説く夫。
私、あの匂い……。うーん。
今日はちょっとした偶然から、P子(仮名・6歳)のクラスの男の子Sが
遊びにきた。
彼はとんでもないマシンガントークの娘と唯一対等に話せる男の子である。
二人でばりばり勝手に話をしながら、どんどん冒険の旅をしていく状態は
なかなか圧巻だった。送っていく車の中で、彼いわく、
「なあ、Pちゃん、クラスでもSちゃん(自分をこう呼ぶのがキュート)ほど
話せる男はいないだろう?」と話しかけ、 「また、アレ、やろうぜ」
「やろう、やろう。アレ、すっごくよかったよね」
「アレはさ、二人だけでやるのがいいよな」
「そうだよねぇ、二人でずーっとやりたいよねぇ(うっとり)」
と、いちゃいちゃ話していたので、 「アレっていう名前のゲームなのか。怪しいなあ。何かタイトルをつけたらどう?」
と私がいうと、
「永久に終わらない、毒の海をただよう物語ごっこ」 と、二人で命名していました。詩人だなあ、君たち。
そして、
「じゃあな。また明日。幼稚園でじっくり話そうぜ」
と片手を挙げて、彼は、小粋に去っていったのでした。
じっくり話すのか、幼稚園児よ。我が世の春だな。ナイス!

 
 

 2003-01-29 
 

今日の懺悔
ごめんなさい、P子。お母さん、今日は寝坊しました。
昨日いよいよ本格的に立ち上がったHPで興奮したせいか、今朝気が付いたら9時でした。 園長先生はもう幼稚園の門の前に立っている時刻。
叫び声で娘を起こし、寝ぼけているのを着せかえ、バナナを口に突っ込み、 牛乳で流し込んで、髪を結び、冷凍ピザをお弁当箱に突っ込んで、 私はまゆげも書かずに、娘を連れて幼稚園に走りました。
それで門がしまる9時半に 間に合ったんだから、我ながらあっぱれなんですけど。
ま、結果オーライということで。
あ。
「先輩、私たちのような麻呂まゆげは、まゆげを書かずに外に出るなんて 考えちゃいけないんです。それは、パンツをはかないで外出するのと 同じことなんです!」と、昔、後輩に諭されたのを思い出した。
林間学校やら修学旅行のときには誰よりも早くおきて、こっそりまゆげ描いていた、 難儀な時代。裸になってお風呂に入るのが恥ずかしくて、水着を持ち込んだ一団も いましたね。私は裸だったけど、体を洗うのを見られるのが恥ずかしくて、ささっと 丸く洗って、すぐ湯舟に浸かってしまった記憶があります。
多くの女の子が、そうでした。
ひとりだけ、がががっと股ぐらを洗っていた女の子がいて、その子の余りの堂々とした洗いっぷりに、 ついたあだ名が「ががが」(振り付け入り)ですから、女の子は残酷です。
でも、今考えてみりゃ、 お股もろくに洗わないで公衆浴場に入っている方がずっと汚いわ。
それでも、殿方は、やはり若い子が好きですか?
さて、今日は早く寝よう。明日は、ちゃんとまゆげを描いて、幼稚園です。

 
 

 2003-1-30 
 

驚きました。昼間、幼稚園でママ友(ママのお友達)に
「カウンター、700越えていたよ」
と言われ、目眩を覚えました。こんなのは 主婦としては掟やぶりの大事件です。
安売りで買ったかますのひものと、 菜の花のからしあえ、サラダと漬け物と飯の友とみそ汁という 質素なメニューに、 急きょ、どーんとお刺身をご用意させていただきました。
閉店まぎわ半額セールだったので、マグロを。
こんなに夫に感謝したのは、新婚旅行でバンコク滞在中、 「これ、好きだろう? あげるよ」と、久々の握り寿司の折り詰めから ウニといくらの寿司をもらった時以来かも。
あのときは、ああこの人と巡り会えてよかった、 なんて太っ腹なんだろう。 私はこの幸せを忘れることなく、一生をついえるまで、 この人と共に生きていくのだ。と、くらくらしたのでした。
ウニもいくらも、嫌いだっただけなんですけどね、夫は。
ウニといくら!! そんな寿司ネタの王様とお妃様のこと、嫌いな人がこの世に存在するとは思わないでしょう? 普通。
ま、あとでわかったんですけど。
そして、その数日後、たかが一枚の歌舞伎揚げ(煎餅)を奪い合って、 大げんかをしたのも、懐かしい思い出です(遠い目)。

今日も平和に、つつがなく過ぎました。
カウンター1000突破という大事件以外は、普通の一日。
生ゴミを出すのが間に合わなかった程度の失敗しか、 しませんでした。あ、額関節症の治療で前歯に矯正用の入れ歯をいれ、 前歯全部が臼歯みたいな感覚で、すっかりロバ気分というのもあったんですけど。
それはまた、今度。
この後は通販の本でも見ながら、だしが出るまで、長風呂しよっと。

 
 


  
 
日記
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