卒業おめでとう

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今日は、娘ちゃんの卒業式。おめでとう。
15歳って、こんなにでかかったっけかと驚きながら、式を迎えます。
といって、この時間でまだ、ハンカチのアイロンだの、靴磨きだの、私の入浴だの、全く終わっていない作業があるってどういうことよとは思うんですが、それもまた私らしいな。
P子、アナタの母はそんな人です。今更よくよくわかっていると思います。準備が悪いんです。
こんな部分は見習わないでほしいと思います。義務教育が終わって、社会の一員になるための準備期間として、大人の分別を磨く高校時代を迎えようとしているのですから。
そんな母ですが、しかし、なんとなく幸せに生きています。ちょっと多幸症じゃないかと心配することがあるぐらいです。
まー、何とかなることは、必ずなんとかなるもんです。
なんともならないもんは、なんともならないんだから、仕方ないです。
こんな時間に起きていても、明日はなんとか乗り切れるでしょう。そういう母です。ここはいいとこです。見習うポイントです。
ちょっと深刻に考えてしまったり、人間関係で苦悩する時期だから大いに悩んで欲しいけれども、深刻になりすぎないように。
ちょっとばかり困ったなあ、と思うことは寝たり食べたりをちゃんと繰り返していれば、そう重大な事件にはならないと思います。
そうだ。
今からでも、ちゃんと寝よう。ちゃんと明日は、朝ごはんを食べよう。これが終わったら、お米を研ごう。
母は、決意する人でもあります。そして、実行する人でもあります。
できなそうな決意はしないから実現可能という大人の知恵は高校で追々身につければいいとして、まずは義務教育終了時点で、志を立ててみて下さい。
その志は、きっとアナタのこれからの三年間を照らす標になるでしょう。

終わり良ければ全て良し。
三年間、お疲れ様でした。よく頑張った中学生活だったと思います。
っていっても、ご学友も部活も変わらないし、中高一貫はあんまり感激する卒業式でもないのだな。
「たった一度の服にお金をかけるのは馬鹿馬鹿しい」と言って、私のお古のクラシカルなワンピースと、ケンゾーのジャケットを羽織って出る卒業式。
そういうあなたを、母はカッコイイと思います。
その浮いた分で、ちゃんとした美容院に行って髪を切り、高校生で着る私服を買い、弓道の新しい矢を買う。
いい子に育ちました。いい子に育てました。
義務教育の終わりに、よく頑張ったな、私。って、ちょっと自画自賛する母なのでした。