日記062 南国の憂鬱

泳いで来ましたよ、ジンベイザメと。
いや面白かったー。
たくさんたくさんネタがあって、描ききれないほどなんですが、飛行機パンフマンガでは3ページ。表紙を1ページ入れるので、実質2ページしかないのです。実にもったいない。
40ページ分くらいありますからねw.

◯ジンベイザメツアー(車で往復8時間半)

◯世界最小メガネザル「ターシャ」を見るツアー(フェリーで往復4時間、車が4時間)

◯セブのうまいレストランめぐり(車の移動が4時間)

◯そしてセブ最大のお祭り「シヌログ」で財布をすられて、見事に一文無しに。

ソニーの子会社 qrioのブルートゥースタグをつけておいたので、盗まれても場所が地図に表示されるはず! ということでアプリを立ち上げたら...、

お祭りの規制のためにインターネットが寸断されておりました。テロ防止とかなんとか。
通信が復活した頃にはもう遅かった。
しかも、盗難届をもらうために警察に行ったら「今日はもうやってない。(おまつりの終わった)月曜日においで」という。
月曜朝から飛行機なんですけど。
おまえさん今ひまそうに立ってるじゃねえか。今書類を作りやがれこんちくしょう。というようなことを柔らかく言ってみましたが全然だめ。
「ツーリストポリスに行け。ここからタクシーですぐだ」
そのお金がないんだよ。という押し問答。
あとでセブの英語学校の人に聞いたら、「そういう時は500ペソ(1200円くらい)をそっと握らせるんですよ。すぐ作ってくれると思いますよ」
うわー、そうかー。下手に言葉に頼ったから思いつきもしなかった。アジアは実弾が有効なんだったー、忘れてた。
頭に来たのでさっそくマックファンでネタにしました。

ということで、アジアを喰う2ができるほど、ネタ満載ですよ。ゲットナビのウェブ上でマンガやれないかなー。
(このバニラエアのお仕事は、学研制作なのでゲットナビウェブで公開される予定なのです。お楽しみに)

昨日風呂に入る前に、背中が痒いなー、とヨメに見てもらったら「ぎゃー、なにこれ粉ふいてる!」とのけぞられました。
日焼けか。
皮がボロボロむけて黒いTシャツに粉のようにふりかかっていたのでした。
「あんた何着てたのよ、ブラジャー?」
水中カメラとしても使えるGoProを胸にベルトで止めて泳いでいたので、背中にバンドが跡がくっきりと。
かなり変態チックなのでしばらくは公衆浴場にはいけない感じです。

帰ってきて翌日、カメントツくん主催の若手マンガ家のためのイベントがありました。

年寄り枠として参加させてもらったんだけど、その熱量がすごかった。

130人の会場が満員御礼で、みんな若いこと! 20代中心で10代もちらほら。夜7時から酒飲ませて行うイベントなのに、この若さはなんということか。
いやあ、マンガ家になりたい人というのはまだこんなにいるんですね。
カメントツくんがマンガで作ったイベント告知が素晴らしかったということは大きいけども。
舞台を待つ間に控室で飲みすぎて、ちょっとヨッパライ過ぎてろれつが怪しかったですが、まあ楽しくやれたんでいいかな。出演料タダだから飲まないとね(笑)
控室で、255(にここ)くん、杏耶(あや)さん、トミムラコタさん(父親がゲイビデオに出たマンガ「父の告白」で有名)たちと話してたら盛り上がりすぎました。
杏耶さんの、痔を見てもらいに病院に行ったら、先生が高校の先輩で、患部をさらしたまま同窓会の話をされた、とかトイレにまんじゅうを落としてつまらせてた話とか、昔話テイストでくっそ笑った。杏耶さんは郷土料理をルポ漫画で真面目に描いているのが売りなので、そっちのネタを出す場所がない。と言っていたけど、いろいろ食べていける人だと思った。

イベント後の懇談会も、次々と目を輝かせて本やイラストを持ってくる人が列をなしていた。なんかすごいなー。出版社がなくなっても、あんなに描きたい人がたくさんいるってことは、マンガは無くならないわ。
高いところから偉そうに若い人に話すことがたまたま重なっているけど、オレは話をむしろ聞きたいんですよ。
どんなアプリを使っていて、どんな環境で、どんなマンガを誰にむかって描きたいのか。なにが楽しいのか。どんな未来を描いているのか。
もうFacebookとかやってなさそうだし、どうなんですか。大正大学の人や、このイベントにいた人。このメルマガ読んでたら、そっと返信で教えてください。

あとは昨日、ゲットナビの新年会があったので行ってきました。
去年はノンスタイルの石田さんに朝まで遊んでもらいましたが、今年は電車のある時間に切り上げて帰ってきました。

みなさん朝までコースかなー。
ロケットニュースで漫画を描いてるマミヤ狂四郎さんが前に座ったので、色々お話。彼はなんとロケットニュースの社員なんですって。
フリーのマンガ家だと思っていたら! そういう本職を持ちながらマンガ家をやる。というのがこれからの形になるのかもしれないですね。
もう何年も前からそう言ってるけど、漫画は趣味で描く。間違って大当たりする人が年間何人も出てくる。そういう方向でこれからの作家は出てくるんじゃないでしょうかね。

去年クラウドファンディングで100万円で募集した広告漫画、が公開されました。
「ヘキサドライブ」
さん
「ヘキサドライブにようこそ」


あまり褒めてないようにみえるかもしれないですが(笑)、こういう漫画を通してくれる懐の広さがすごい。それによって会社のイメージが上がるといいなあ。と思ってます。将来性がある会社なのでゲーム関係に進みたい若者、転職したいミドルエイジ。の皆さんはチェックしてみてください。ただ眺めるだけの黄昏世代ももちろん歓迎です。オレだよ。

今回は書くことが多かったなー。そんではまたー。