これ、毎回描きおろしの連載、と思うとかなり読み応えがあります。
どうしても作り手側から見ちゃうんで、
こんなに4コマ入れるのかー。
とか、
文章やイラストてんこ盛りかー。
などと、サービス満点なところが気になる本です。
青木光恵といえば、ネームバリューもあるベテラン作家。それがなぜ個人雑誌という形で始めるのか。
彼女の旦那である編集者の小形(おがた)さんが内情をセキララに語ってます。
「マンガ家同士があつまると、決まって「最近仕事がなくなった」「景気が悪い」というような会話が交わされます。」
なんですね。「これは「単行本が売れない」という判断を下されたマンガ家が、スマートフォンを使ってどうやって生き延びるかという話」
ドキドキするくらい本音で語ってます。
単行本という形でなくても、読者と作者を結ぶ形は作れるんじゃないか。という実験であり、実戦であります。
気軽に読んでもらえるメルマガのような個人誌。
非常に面白い取り組みなので、注目してます。1号目は280円ですが、
最初の1週間だけ120円。
10日ごとに新作が書き下ろされていく。ということですが、これできれば月刊課金にならないですかね。
毎月400円。とかでまとめて決済する方が...。という風にも思うんですが、色々考えてのことなんでしょう。
そのうちに3人、4人の作家が集まって一つの本を更新していくようになるかもしれません。
今週いっぱいくらいは、まだ「120円サービス期間」なので、青木光恵チャレンジに乗っかってみるのはどうでしょうか。
スマホで気軽に読むのに4コマって向いている気がする。