Amazonでマンガを出してみようと、ここ1週間ほど格闘している。
最初の頃のことをすでに忘れてきたので、備忘録として記録しておこう。
まずデータの直しに一苦労。
某出版社との話し合いで、マンガを出してもいいけれど、フォントは契約があるので使えないよ。出すなら文字を打ちなおしてね。
表紙のデザインもデザイナーが作ったものなので、書き換えてほしい。
そのかわり、自由に出してもらってかまわない。
ということになったので、マンガの吹き出しの文字を入れなおす。
ちなみに他の出版社との話はまだまだ進んでいない。1年以上前から某社とは話をしているのでスムースに進んだ。
F社も昨日連絡があり、一部印税から出版社に戻す。という形になることに決まりそう。Amazonに聞いたところ、著者一人にしか支払いはできない、ということなので、Amazonから支払われた印税に対して数割を出版社に、手で支払う。というめんどくさいことになりそう。これはこれでなんとかしないといけない。
出版社に印税を払う。というのは、著作隣接権のようだが、自分としては「マンガは編集者との共同作業で作ったものなので、セルフ出版においても一定割合をバックすべきではないか」と考えているのです。
電子出版をすすめていくにも、そこをしっかり決めないといけないんじゃないかと思ってる。
その割合はどのくらいなのか。
出版社が電子出版する時に作者に支払う印税。これが各社さまざまだが、例えば30%支払う。という出版社には、こちらから30%戻す。
15%を提示している出版社には、こちらからも15%でいいかな。という形を提示している。ただ、それは紙の本の時の文字データ、デザインデータを流用できるなら、という条件であって、それをもらったとしてもちょっと割合が大きいかな。とは思ってます(笑)
あまりに作業が面倒で、きっとこんなに苦労して本を出しても100冊も売れないだろうと思うと気が重くなるが、セルフパブリッシングという自力で全部できる世界が広がっている以上、漕ぎ出さないわけにはいけないのです。
えーと、Kindleでマンガを出す。技術的なことを記録するつもりだったのだが、その前の契約の話がながくなったので、それはまた別のトピックスで。
エンターブレインは、作者側から印税戻すよ、と言っても「それはもらえません」と男気を見せてくれた。さすがであります。
ということで、「限界集落(ギリギリ)温泉」は近日Kindleストアに並びます。