送られてきたMacFanを見る。表紙がエヴァで、一瞬アニメ専門誌かと思った。
一部のブログなどで書かれているが、パワーPC蘇生計画、という記事でマイケルジャクソンのスリラーを模したイラスト書かれている。マイケルが亡くなったのが25日(日本時間26日)でMacFan発売日が29日であることから、たまたま偶然こうなっただけと言われている。
このイラストを描いたのは教祖なのよ。
偶然じゃなくて狙って描きました。
うそです。新聞じゃないんだからそんな早く印刷出来ませんわ。ただこのイラストはちょっと因縁があるのであります。
MacFanの記事のイラストは3号前から連続で描いている。
中で連載している「x(テン)までとどけ」の中でアップルストアの不透明性を皮肉って「アップル銀座の地下は広大な温泉になっていて、自由の女神ほどもあるスティーブ・ジョブズのモニュメントがそそり立っている」と何度か描いていたら、ジョブズの像のイラストが発注されてきた。
アップル地下温泉イラスト。これが評判がよかったらしく。次号では六本木ヒルズにそそり立つジョブズ像の注文が来た。
「マックで地デジを見る方法をやりたいんで、そそり立つジョブズの手前に、酔っぱらって脱いでいる地デジカをかいてください」というんで、のりのりで草●(なぎは全裸)くんが地デジカの着ぐるみを脱いでいるイラストを描いた。
ところがこれが「似すぎている」ということで、地デジカ書き直しになってしまい。最後はキャラクターの上にモニターが貼り付けられて、なにがなんだかわからないイラストになってしまった。文字が載るので適当でいいです。とあったイラストは、巨大な見開きにくっきり印刷されてしまい、だったらもっとバックも書き込んだのに。と後悔が残るものになってしまった。それが先月7月号であった。
「またジョブズでいきましょう」と連絡がきたので、今度はやりますよ。気合いをこめて描き上げたのが8月号。
「スリラーを踊っているスティーブジョブズの後ろで、ゾンビたちがマシンを手にして生き返っている」イラスト。そうですマイケルじゃなくてジョブズだったんですよ。
描き上げてしばらくしたら編集部から連絡が。
「すいません。ジョブズが肝移植したというニュースが流れましたので、ちょっとゾンビはまずいんで、スリラーをマイケルに書き直してくれませんか」ということで急遽マイケルになったのでした。
マイケルにしてはちょっと太めなのは、ジョブズの体だったからで、1時間くらいで直したわりにはちゃんとマイケルになったと思う。
日本で一番早くマイケル追悼したMacFan8月号。現在発売中ですから本屋さんでチェックしてみてください。64ページね。