文化祭みたいな

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そういえば、高校の時に文化祭実行委員長だったなあ。と、思う。
初めて外部に一般公開した年の。
みんなでTシャツ作って、オーディションやって、ステージに立つバンドを決めてもらって。
もちろん私もライブやって、後夜祭でくす玉割って・・・くす玉が無事割れた時には、委員全員で鳥肌立てながら抱き合って喜んだんだ。
もう絵に描いたような80年代の青春で、体育科の教師は漫画だったら編集者からキャラ濃すぎといわれてボツ食らうほどの、気持ちいいぐらいの敵役だった。
ダメダメダメ、全部ダメの嵐の中、あの手この手で関係各所を1つずつ凋落させ、駆け引きしていくのは、さながらRPGのようだったな。

30年前の話。

え。何、30年って何!?

あんな楽しいことは、おとなになったらもうそうそう起こらないんだと思ってた。
けど、捨てたもんじゃないねー。
子どもの卒業対策委員会だの謝恩会だのPTAのイベントだの、まあ、遊べる遊べる。
しかも、どんなに頑張っても、あの頃の体育教師ほどのイカレタイカシタ敵役はなかなか探せなくて、トラブルはあってもかなり小規模だったりする。
しかも、みんないい大人だから、集ってくる仲間の能力が半端ない!!
持ってる話術、パソコンの技能、料理や裁縫の技術、整理整頓術、交渉術、子ども扱い術、妖術、知識常識教養・・・。
みんなが誰かのために一丸となって集い、走っていく。
水滸伝か、里見八犬伝か。もうね、でんでんででんでん。ひたすら、ハイ。ウルトラ、ソウル!←わけもなく。

今年が、小僧小学生世代最後のPTAで、多分学校に濃密に関わるのもこれが最後と覚悟して、毎日をじっくりねぶるように慈しんでいる。
今日は別の委員会の後輩ママさんからランチに誘ってもらって、すごくうれしかった。
新しい出会いって、それはそれで、なんかもう、素晴らしい。可能性の塊。
大人になったって、友達も仲間もできるのさ。

こんなに楽しいことは、子育てが終わったらもうそうそう起こらないかもしれないな・・・
とかいってて、また30年後に驚いているかもしれない。

30年たったら、77歳。


え。何、77歳って、何!!