やはり現実は現実で、夢のような話はなかった。
そんなもんだよな。
でも、切望した。
その夢がかなうことを、私は切望していたんだ。
ある日、目が覚めたら私が53キロに戻っている、なんて魔法は絶対にありえない。
けれど、その夢は、一週間で体脂肪が5%減、程度には、現実味があった気がする。
もがく。
認められない現実があって、苦しくて仕方ない。
比較的、何でも認めることから始めようと思って頑張ってきた私にも、そんな部分があったことを発見する。
夢想なのに。
見果てぬ夢、なのかもしれなかったのに。
ただ、想像通りに事が運ばなかったことが、こんなにも苦しいとは思わなかった。
うっかり誰かのせいにしたくなる、心の弱さを自分で殴りつける。
殴りつけたあとに、抱きしめる。
私は、いったいいつから、そんな「夢見る少女」みたいになっちゃったの?
どっちかといえば現実的な、おじちゃんみたいなおばちゃんなのに。
叶うと思っていた。
かなりの確率で、いけるとふんでいた。
かなわないし、いけなかった。
・・・そんなことって、きっと誰にもある。
全部が全部、うまくいったら、人生なんてつまらない。
悔しいこと、悲しいこと、切ないこと、自分じゃどうしようもなかったこと。
そういうのをぜーんぶ、力にしていければいいと思う。
タイ語検定も・・・また然り。
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