帰宅すると、小僧の自由研究は出来上がっていた。
内容とかレベルとか、そんなことはどうでもいい。
模造紙がいつの間にか半分のサイズになっていたりするけれども、それもいい。
自分で全部やり通したところがすごい!と大絶賛して、ハグをする。
大きくなったなあ。頭のてっぺんが、私の顎にぶつかる。
いつまで彼は、こんなふうに私と抱き合ってくれるのだろう。
期間限定の。に、弱い。
あとは、京都、NASAのブランドに弱い。京都奈良ではなく、NASAが開発、とか、そういう冠に弱い。
子育ては期間限定の大掛かりな遊びだと思っている。
大好きなわけである。
つるつるの肌にヒゲが生え、天使のソプラノが重低音ウーハーになったら、たぶん福助は私を必要とはしない。
必要とされないことが、ゴール。
それは、もうそんなに遠くない未来なんだろうなあ。
その時のためにも、ちゃんと準備をしておこう。
期間限定のタイ語を昨日、修了した。
ちゃんと思い出して、娘とは時々、下手なタイ語でカタコトを話す。暗号みたいでおもしろい。
最後の三回でタイ文字に初めて触れ、実に魅力的で正直まいっている。
でも経済的に語学学校に通うゆとりはない。
ご学友は素敵な大人たちばかりとわかったので、娘はそのまま継続し、私は娘から教えてもらおうと思う。
都大会は、中学二年生の天才少女たちの決勝・射詰めと一本競射を見て、ものすごく興奮した。一歩も引かない、強気の射。崩れた方が負ける、精神力のガチンコ勝負である。
これを中学2年生でやるか。圧巻。
東京は本当にレベルが高い。
お嬢たち中学3年は、団体で振るわず、個人としては3位決定戦に二人を送り込んだが、うちの学校は入賞できなかった。それでも最後まで手に汗握らせてもらって、楽しかったよ。
娘は悔いのない射だったというから、それが何よりだ。
悔しくて泣いた日々が、今度は成果になって、いつか大願成就するといいね。
朝、寝坊して遅刻気味の娘を明治神宮に送り、一度戻って洗濯しながらブログを書き、弓道場で競技を応援してから閉会式を待つ間に家にとんぼ返りし、買ったおかずで夕飯を整えてまた明治神宮へ。
娘をピックアップしてから一緒にタイ語に行き・・・。帰宅後も流れでしゃべり続けて12時まで。
忙しいといえば、忙しい。
けど、これもまた期間限定だからこそ、愛おしいなあ。
「余命○日と言われたら、何をする?」
と聞かれたら。いっぱい考えていっぱい答える。
「じゃあ、なんで今それをやらないの? 明日、確実に生きているという保証はないのに」
若い時分にショックを受けた言葉だ。
今、ここにこうしていることが期間限定なんだよなあ。やりたいこと、全部はできないけど、できるだけ、できる範囲でちゃんと、せめて、好きな人に好きだと伝えておこう。
今年も残り4ヶ月。
本日は年末大掃除の前哨戦で、ちょっとだけ掃除を試みる予定。それもまた、完成は年内のお楽しみってことで。
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