駅前。
私はいつものように停車する。
急ぐ小僧が右側後部座席のドアを勢いよく開けた瞬間、後ろからトラックが突っ込んできた。
そして、追い越していった。
すんでのところで、小僧はドアと一緒に持って行かれるところだった。
早朝の駅には車がいない、という先入観で、小僧は一秒でも早く電車に乗れるように右側のドアを開ける。
戒めよう。
大事故にならなくてよかった。
どんな時でも、交通ルールを守ろう。乗降は左側から行うのが当然だ。
今でも、動悸と冷や汗が止まらない。
本当に一瞬の判断で。
そんなことが、日常、山のようにある。
特に注意力が散漫で集中力が異常なな鈴木さんちのメンバーにとって、都会はジャングルよりずっと危険な場所であるように思う。
私たちは偶然死んでいないだけで、いつ死んでいてもおかしくないのかもしれないのかもしれない。
偶然生かされているだけなのかもしれない。
偶然に感謝して、日々を慈しもう。
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