2011年04月12日

余震の日々

被災地の皆さんがせっかくやる気を出しているのに余震のやつ、調子こいてんじゃないぜっ!
と、毎回、ものすごく腹が立つ。
怯えるのを通り越して、なんかこう、怒りがふつふつと湧いてくる。
怒りはパワーである。エナジーでもある。
自分の中で、やっとエネルギーが湧いてきたと自覚する。ずいぶん時間がかかったな。この怒りエネルギーでタービンを回せたらいいのに、とすら思う。
といって、人柱にもなれるわけでもなく、祈りの言葉だけで救えるはずもなく、そのあたりのやり場の無さも私の場合は憤怒に変換されていく。
とりあえず、命がけで戦っている方達の無事を願う。

この元気は終末の花見の成果かもしれない。
花見で東北のうまい酒をいただき、ビールを飲んで、鋭気を養った。
花見を自粛しろと言いやがった野暮な頑固爺の戯言を無視して、公園は咲き誇り散り始める桜を愛でる人がいっぱいで、「みんな案外わかってるじゃん」と思ってほくほくしながら投票に行ったら、その十数分後から始まった速報で石原当確が出て、愕然とした。
翌日、よくよくニュースを読んでみると、棄権した票はいっぱいだった。
選挙は一度も棄権したことはない。
それが民主主義の根幹だし、その権利を高額納税者でない人が、あるいは女性がゲットするまで、先人たちがどれほど頑張ってくれたかを思うと、棄権などできない。
私は自分の子どもに、ちゃんとその権利と権利の行使を伝えていこうと思う。
大人が子どもに大切ななことをしっかり伝えていくことは、未来の日本を創ることだと思う。

2011年04月12日 15:01