避難所にいた友人は自宅に戻り、生活が日に日に文明度を増していて、一安心。
しかし今なお、苦しい状況の人はたくさんいらっしゃるだろうと思うと、本当に心が痛む。
常に気持ちを被災者に寄せていよう。
そして、経済活動こそ日本の血液循環みたいなもんだから、変に自粛せず、しっかり働く相方をしっかり助け、しっかり消費しよう。・・・ちょっと楽しすぎ?
どこに行けば買えるのか、何が今どうなのか、という情報を混乱している友人に代わって探っていたら、河北新報社に到達した。
http://www.kahoku.co.jp/
ここで、店舗情報を見る限り、モノは足りないだろうが流通魂で頑張っているあきんどたちの踏ん張りが見えてくる。
地元新聞社、ローカル放送局では、東京のへなちょこ報道よりずっと大事な地域密着の情報を流し続けていると思う。がんばれ、地元のメディア!!
避難所に物資も届き始め、カップ麺はまわってくるという。しかし、避難所にも、友人たちの家にも、湯を沸かす電気ポットが足りないという。
もともと被災準備に余念がない宮城の方々、備蓄玄米はあるという。だが、自宅精米のため、精米機を動かすガソリンがない、という。
おむつも配給されている。しかしおしりふきがないという。
しかも、生理用ナプキンも全くない。止血や発熱のおでこにも便利なのに。
ああ、現場を仕切っているのは男性なんだなと痛感する。イクメンが増えたら、きっとおむつにはおしりふきが必需品で、ちゃんと拭かないとおしりが真っ赤になっちゃうよっていうのが常識になるだろう。
なんか、惜しい!みたいな、あと一枚カードが足りないトランプのゲームみたいな状況なんだなあ。
打開されることを願ってやまない。
帰宅難民から一週間たって、正直、遠出は怖いし、億劫にもなっている。
少し過食で、少し過眠気味だ。勉強はほとんど手につかないけど、放射能については少しばかり詳しくなった。
それなりにストレスを感じているのだと思う。体重がもりもり増えていて、買いだめならぬ食いだめ禁止!と自分に言い聞かせる日々だ。
毎日スーパーに歩いて行くことを日課にした。
私は毎回、三日分買いだめするような買い物の仕方だったので、今は逆に毎日スーパーに行って、あるものを買うようにしてみた。
卒業式も終業式もないまま学校が閉鎖されてしまった、暇を持て余す娘ちゃんとずーっと喋りながらの道のりは、案外悪くない。なぜこの物資が切れるのか、なぜこれは余っているのか一緒に考察すると面白い。
例えば、近隣のスーパーでは辛いカップラーメンとパスタ類と大人向けのシリアルが余る。きっとメインの客層が高齢なせいだね。それでも大人用おむつは大量に余っているから、この辺りのお年寄りは基本元気なんだね。ねこの餌はあるのに脱臭シートとトイレ砂が消えた。きっと誰かがテレビで防災バッグの話をしたんだろうね、突然ストックが始まったんだろう。自宅で被災すれば、風呂の水が生活用水になるだろう。近くの中学が避難所になるが、ここはマンホールトイレ化されているからさほど問題がないことなんかも、もっと町会のボランティアの中で、告知しなくちゃいけないなあと思う。
一日一リットル近く飲んでいた牛乳が手に入らなくなって、小僧が豆乳の麦芽飲料を飲めるようになった。野菜が高騰したので今まで苦手だったわかめの味噌汁にしているが、好き嫌い克服には、もってこいのチャンスだったかもしれない。
希望の兆しが見えるのは、地元スーパーには、少しづつ物資が戻ってきたことでもわかる。
災禍を告げるラジオは、いつもの音楽に戻った。
毎朝納豆を食べていた我が家にはちょっとつらい納豆のない日々だが、それも早晩落ち着くだろう。納豆を買い占める見えない敵など、敵じゃない。
ハイパーレスキューの方たちは、リアル宇宙戦艦ヤマトのごとく、地球の危機に見えない敵と戦い続けている。訓練された救世主が日本にいることを、心から感謝したい。
ツイッターは、専門知識を優しくかみくだいて、専門家たちがよってたかって大丈夫だと発信してくれるのが、とてもいい。
ブツがスーパーに並んだら、福島の牛乳も飲むし、茨城のほうれん草も食べるよ。
昨日は「魚が余っている」「外食の日が消えると大変」という巷の警告に則って、回転寿司を食べに行った。しかし、相変わらず混んでいて、この町の人達はわかってるなあ!と思った。
慌てず騒がず、正しい情報をしっかり読み込んで。
何度でも書く。私はここで、私のできることをするよ。
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