2011年02月17日

難関校の彼

すこしばかりの驚き。
昨日一緒に御飯を食べたサッカー仲間の小僧のお友達は、人も羨む難関校に在学している小学4年生だ。
名門中学に内部進学するために毎日の勉強時間の確保がとても大変だというほど、しっかり勉強をしている。ご学友には英検3級もザラって、姉のP子中2がやっと手にしたというのに?
小僧が熟睡している時間に、彼は勉強していた。
小僧が大盛り飯をたべている間に、彼は勉強していた。
小僧がボールを追いかけている時間に、彼は勉強していた。その結果が、この知性なのだ。
受け答えなど小僧の百倍・・・それは決して大げさでなく、百倍、しっかりしている。
小僧たちサッカー仲間のステイタスとしてはリフティングの回数は案外重要で、リフティングがちょっとばかり苦手な彼は、そっちも練習したいが時間が確保できないと嘆いている。リフティングが一体なんだろう。、人はリフティングのみに生きるのあらず!と、ちょっとだけ思う。
ファミレスで、小僧はただひたすらに大盛り飯を貪り食うわけだが、その彼はまるで紳士のような会話が楽しめる。そんな四年生ってのがいるとは思っても見なかった。四年の男子なんて、みんなチンコやウンコの話で大笑いし、サッカーボール蹴っていれば幸せなんだと思っていた。全然「みんな」じゃなかったのね。この発見が、驚きだった。
だって、これがが同じ星の小僧の同級生なんだよ。
その知性は学問で日々研鑽されたもの、というのがまた、私の眠れる女心を刺激して、彼を好きになっちゃいそうだったよ。
彼のママも、タダモノではなく話が面白くて、知識が豊富だと思ってはいたのだが、カエルの子はカエルなんだなあと改めて感心する。・・・うちは、鳶が鷹を産んで欲しかったが、DNAには逆らえない。

サッカーをやる子が全員サッカー選手を目指しているわけではない。
それを、彼は明確に語ってくれた。十分エース級なのに、なんて客観的なんだ。

勉強って、そんなに頑張る必要もないと私は思っていたのだが、勉強すればしただけ魅力的な人になっていくというのもまた真理のように思えた。
そんな素敵な彼と全く対等な友達である小僧が、一瞬とっても素敵に思えてしまった。脳みそまで筋肉な小僧のくせに。いや、小僧をサッカー馬鹿にしちゃいけないな。今は、「あいつは頭いい」「あいつはサッカーうまい」と、互いに尊敬しあっているけど、彼とずっと友達でいるためにも、ちゃんと勉強したほうがいいよ、小僧。

それにしてもサッカーって不思議だな。ボール一個で、本当にいろいろな人と友達になれる。


2011年02月17日 13:43