2010年12月14日

混沌

断捨離!断捨離!とつぶやきながらいろいろなものをごんごん捨てていくのは確かに気持いい。
しかし絶対に捨てちゃいけない教科書や参考資料だけでこんなにも大量だとかなりくじける。
私は事務処理が苦手なんだが、通信教育は事務処理の権化で、期日を一日でも過ぎれば温情はない。
しかも記載すべき書類が山盛り。
この山盛りの書類から必要な書類を見つけ出すのがまた一苦労で、その一苦労が終わったあとに片付けるのが一苦労。
で片付けないまま、また大事な資料がみつからなくて、もういいかさがすのをやめたときに見つかることもよくある話か、とか言って放置してウフッフー。

つべこべ文句言ってても仕方ないんだから、お片づけに精を出すのだ。
精を出せる自分が嬉しい。
とにかく、20分動くと10分横たわり、20分じっと座っていたら10分横たわり、という30分刻みで痛みを逃すヒッヒッフーみたいな生活だったのが、最近は一時間連続運転可能に。
痛みって慣れるのね。
ものは考えようで、あの苦しかった日々を経て、ひどく高性能になったような気がしている。1時間しか動けないんじゃなく、一時間も動けるんだぜ!って。
毎時10分間の休憩は、市民プールでも推奨している。

期末真っ盛りだというのに、娘、寝坊。
家の金を着服してこっぴどく叱られた小僧も、本日「生まれ変わる」と約束したはずが、寝坊。
私が寝坊したからなんだが。
たっぷり寝てふやけたように顔がむくむくした娘、昨日はあまり眠れなかったのか、目の下にクマが出来ている息子。
共に、ご飯にシャケフレークをダバダバかけて、かっこんで、バタバタ出かけていく。
私と夫はあとから納豆飯。わかめの味噌汁根絶を希望する金髪夫と、白髪染めのいらないわかめ好きな私が、くだらない話をしながらゆっくり朝御飯を食べた。

通過儀礼と覚悟してはいても、着服事件はショックだった。
実際にそういう事があると絶望的な気持ちにはなるわけで、子育てに自信をなくす。
生まれ変わったのだろうから、ひとまず前科には触れないけれど、本当に生まれ変わってくれと祈るような気持ちだ。
「サッカーの神様は見ているのに、泥棒するようなヤツにチャンスが回ってくると思うか? そんなヤツがプロになれると思うのか?」
という言葉で、小僧は号泣した。
今はいい。
でも、これでサッカーが支えにならなくなったとき、彼は大丈夫だろうかと逆に心配になる。
ポテトチップスも食べない、コーラも飲まない、アスリートにはおにぎり。飲み物は牛乳。見るテレビはサッカー。足元には常にボール。そんなストイックな生活も、サッカーのために。
海老蔵の件にもう興味はないが、エビ蹴り犯の足は、かつてボールだけを蹴っていたわけで…彼が、将来を嘱望されたサッカー少年だったという報道を受けて、暗雲たる思いがする。
サッカーだけじゃなく、ちゃんと物事の道理を。
ちゃんと勉強を。
って、子育てはどこまで関与したらいいのか、さっぱりわからないよ。
今回の百点のご褒美は「かに三昧」でひとつよろしく〜。と交換日記に自らを鼓舞するご褒美のおねだりを書いてくる娘の四年の時と、小僧の時の、起こる事件の質が全然違うんだもん。
ひとまず、逃げないこと!
私はプロのおかんだからな。
課題はたくさんあったほうが面白いんだ。
そして、課題化できれば、大抵の問題はちゃんと解決するんだ。
これ、大学の演習でさんざん学んだこと。ううう、今月もレポート間に合いそうにないけど、コツコツ勉強だけはしとこう。それは自分自身の成長の糧だ。そこにおかんとしてもヒントも隠れているはずだし。
科目終了試験場で会いたかったなあ、みんなに。
ごめん、来月も欠席。がんばってね。←個人メール

サッカーの神様は私の管轄外だが、サンタクロースは代理業務なので、今年はご辞退申し上げることにし、今あるものを大事にしようと子どもたちと話し合ってみよう。
やるべきお勉強から逃げている気もするのだが、何しろ書籍にうもれて資料が見つからないんだから順番として片付けるのが望ましい。
とにかく、せっせといらないものを片付けて、さっぱりしよう。気持ちのオリも消し去るほどにだ。
さっぱりしたところで、そこから未来を考えよう。

2010年12月14日 10:33