小僧の膝小僧は、とりあえず大丈夫そう。
まだ腫れてるし痛いみたいだけど、時間が解決してくれそう。
スポーツ障害に詳しいドクターのもとへ。
くわしい説明に、納得しつつの診療は充実感があるね。
いざという時には、吉祥寺・関町病院だな!!
泣きそうになって、車の中ではちょっと気が抜けちゃった。
「何、怒ってるの、おかあさん」
と小僧に言われちゃうぐらい、なんかこう、感情が麻痺していた。
いや、よかったよ。
ほっとした。
でも、今回のことで、小学生世代でもケガで終わっちゃう子って、本当にいるんだなと初めて思った。
それは中途障害でもなんでもない扱いだけど、きっと彼らにとってはものすごくものすごく苦しいことだ。
長い人生から見たら、まだ始まったばかりで、可能性に満ちているとはいうものの……。
サッカーバカの小僧からサッカーをとったら、ただのバカ小僧になってしまうが、それでも元気に生きていくんだなあ……と、「ひょっとして重篤だったら」と最悪のシミュレーションをしながらぼんやり思った。
本当に怖い時間だったけど、サッカー選手ならいつか必ず来る時間でもあるんだなとも、ふと思った。
乗り越えていくんだな。
みんな、乗り越えていく。そのための生きる力が、蹴る力以上に必要なんだ。
プロアマ問わず、いいサッカー選手になるのも大事だけど、いい人になることがもっとも大事だという、当たり前のことに気付かされた騒動だった。
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