娘ちゃんの14歳の誕生日。
15年前、退院の折には、相方が飲み過ぎて病院に迎えにきやがらなくて、絶対に離婚だと心に決め、ひとりで重い荷物をタクシーに積み込み、娘を抱いて泣きながら帰宅しましたよ。
でもね、……しょうがない。
相方、漫画家だから。
あ、今、世界中の漫画家を敵にまわした?
ありがとぉぉぉぉって伝えたくてぇ〜♪ ……あ、先週終わってる?
他の漫画家諸先生様方は素晴らしい方がずらり勢揃いですが、うちのおとーちゃんに関して言えば、変わり者です。
今も地下の仕事場にこもって、頑張っています。発声練習を。昼カラオケ部のために。
って、おい、仕事じゃないんかい!
15年前は、徹夜でやりまくっていたゲームのゲーム機をきっちりぶち壊し、メモリを破壊して、すっきりしましたけどもね。誰もがかかる軽い産後うつのはけ口が、自分にも娘ちゃんにも親類筋にも向かわなくて、案外良かったのかもしれません。15年経つと、笑って言えるわ!
うちの娘は「ブサかわいい」ので、ちょっと通好みというか、マニアックな感は否めないんですが、あと3.4年もするとホルモンの魔法で少しはマシになりましょうかね。
それでも中身は大変いい子に育っております。
ちょっと好みと性格がおとーちゃんに似ているのが、心配なところですが、おかんとしては、こんな子を授かって、大当たりでした。
4キロ弱のちっちゃかった赤子が(産みたてにしてはでかいけれどもな)、すでに十倍以上にふくれあがっています。15年間って、すごいなー。どれだけ食べて、どれだけ出したのか想像するとぞっとするなー。
ハッピーバースディ、Pちゃん。
どんなあなたでも、あなたがこの世の中にいるだけで、私は幸せだわ〜。
自分の誕生日より、ずっとうれしいよ。今日は。
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