2010年09月07日

私の胃の腑

検査の結果、大変頑丈な内臓器の再確認をし、同時に重篤な糖尿病がみつかりました。
私ではなく、母ヨシコです。
残念ながら脳の萎縮はあるものの、アルツハイマー型の認知症ではないともわかって、よかったような悪かったような結果とともに、母ヨシコは退院しました。
これからは、いつでも救急搬送と入院が可能な地元の内科に通院して糖尿病と戦うのが第一義です。

糖尿病と全く無縁の弟嫁が戸惑っていたので、「はちみつBlood 」(うみの やよい 著 おおぞら出版¥ 1,155)を課題図書にしました。これは名著で、メカニズムから、付き合い方から、分かりやすくて面白いんです。母ヨシコも入院中愛読。

さて、私は今日、胃カメラを飲んで、びっくりするほど美しい自分の内臓を見ました。
本当に十二指腸に潰瘍があるなら、その敵の正体を知りたいし、ポリープなら焼ききる瞬間をぜひとも見てみたいと思ったんです。
準備中、想像の中で私の気分はミクロの決死隊でした。小さな船に乗り込み、人体の中へ。
真っ赤に炎症を起こして変形していたのは胃のフンモンブでしたが、胃も十二指腸もところどころ傷んでいるものの、それでも実に綺麗で、潰瘍などは全く見つかりません。
この強ストレス下においても、徹底的に内臓器が丈夫なのは、親譲りなんだなあと思いました。ちょっと強すぎて、自らの胃の入り口を胃酸で荒らしてますけど。
生検の結果は後になるものの、現状、逆流性食道炎でした。
薬で症状を抑えます。ストレス、加齢、肥満、脂肪分の多い食事やアルコール、刺激物などが原因だそうで。うわー、コーヒーが飲めないのはものすごくつらいなあ!!でも、この痛みと不快感から逃れるために、生活の立て直しです。締切りがなければ書けないの同様、病気がないと立て直せない心の弱さがある以上、この痛みはチャンスです。

忙しい生活は変えられないので、その中でどうするか。
六年後の移住計画を考えると、少し楽になるかな。
またにわかに浮上してきた、スズキ家の魔法の言葉です。
アーリーリタイヤメントして、南の島でのんびり暮らすんだ。……って、リタイヤどころか、貧乏暇ナシな気もするんですけれども。大学と並行して、タイ語も少しずつやっていこう。現地に下見にもいこう。ああ、またちょっと希望の光が。
そのためにも元気が大事です。義務でたっぷり仕事をした後は、自分が心から喜べる楽しいこと、ちゃんとやろう。体の栄養過多は減らして、心にたっぷり栄養を。

2010年09月07日 18:18