ずーっと五十肩が治らなくて近所の整形外科に行ったら
「五十肩じゃないよ、捻挫だね。安静に」
と言われた半年前。
しかし、どんなに安静にしても、今度は正座の後のように腕がずっとしびれっぱなしで、なにやら使いものにならなくなってきた。第一、腕は正座できないはず。
もともとワタシの左手は飾りみたいなものだけど、あればあるなりに価値もあった。こんな不快感だけを主張するコではなかった。
放っておいても、しびれはひどくなるばかり。万が一脳だったらこれはヤバイのでは?と、ちょっこし気になっていたので、母の見舞いを義妹に任せ、思い切って病院に出かける。
病院は丸一日仕事になるのが嫌なんだけど、腕のいい整形外科医だと紹介されて、遠方まで出向く。
まず脳外科に行かないのが臆病者の証。
スポーツドクターならたくさん知っておきたいからなあ、小僧のために。そう思うと苦痛じゃなく動けるんですもの。
とりあえず、肩に太い麻酔薬を打たれた。なんとなく、馬になった気分。
レントゲンで見ると、やはり五十肩ではなかった。でも、多分、捻挫でもなかった。
で、注射で痛みはみるみる軽減していくんだけど。
「感染症予防のため、今日はお風呂には入らないでください」
と看護師さんに言われて、笑っちゃったわ。
「昔、インフルエンザの予防接種でお風呂に入れないのは、注射した穴からお湯が入るからだと思っていた、だから注射跡を湯につけないように注意深く湯船につかったもんだよ」
と相方が言ったのを、
「ばかだなー、体力低下を避けるために決まってんじゃん」
と笑ったものだったが、いや、注射の穴から水が入るのもあるんだー!感染症予防なんだー。と思ってさ。
いや、長く生きてると、いろんなことがあるね。
で、そこで疑われたのは、高齢の男性に発症しやすい病気だった。
肥満と糖尿も原因のひとつかも。
というヤツで、いったいどれだけオヤジ化極まるワタシなの。
何でも、のびのび柔らか〜であるべき靭帯が、骨化し始めているらしく、かっちかちやで。
ワタシの中で脂肪に変わるものはたくさんあったが、骨にまで手を出すとはなあ。ミラクルな体だ。
とはいえ、ただの頚椎の椎間板ヘルニア(←これはレントゲンではっきり確定)だけの症状かもしれないから、三ヶ月リハビリしてみよう。効果が出なければ精密検査。進行していたら、もしかすると手術ね。とのこと。
医療関係者は、最悪の事態を想定して動く。
リスクを考えるのは当然なんだけど、肝が冷えるよ。ワタシは実はものすごーく怖がりなんだ。
このまま小僧とキャッチボールできなくなったりしたら困るんで、今日から節酒プラスダイエットだ。
なんか、生き方を変える時期なのかもしれないなあ。
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