2010年07月13日

つかこうへいさんご逝去

多分、私の思考の1/100ぐらいはつかこうへいさんでできている。
そんなことはもうほとんど意識せずにきて、今、御冥福を祈りながら、後悔しか残らない恋の果てに、つかワールドを残してくれた昔の男を思い出してしまった。
顔も忘れてしまった、158センチの助くんである。
香港で相方に真っ白なウェデイングドレスを着せてもらった時、真っ黒な過去はきれいさっぱり消えたのだ。
158センチの助は、小さいながらも、きっとどこかで元気いっぱい幸せに生きているだろう。それでよし。
出会うきっかけがなんであっても、つかさんの前向きなマゾヒズムに美学を感じたのは私自身だ。どエム体質も、弱者への愛も、権力嫌いも、誰になんと言われようと負けない強さも、つかさんリスペクトなあまりだ。いちいち158センチの助とセットで思い返すことなどなかったのだが、まあ今日ぐらいはいいか。
ご冥福を…と思ったけど、「あの世など、ない」と言う人に、ご冥福も何も。なあ。
ただ、謝意を。
つか作品に出会えた幸せに、感謝したい。


2010年07月13日 10:55