娘ちゃんが期末試験でどんよりしている。
どうも、芳しくないらしい。
今回は「あわびづくし」を賭けて挑んだが、すでに百点の目はないという。
(どういうギャンブラーだよ)。
というわけで、昨日の夜は、割と強引に、一緒にリコーダーを吹いたり、合唱してみた。
最初はイライラしていた娘ちゃんも、最後にはノリノリだ。
2時間も歌えば、気も晴れるというもんだ。
ハモならどんな曲でも自由自在にいれられるぜ。と、想っていたのに、もはやぜんぜん使い物にならない自分に驚く。楽譜は小さくて読めないし。ひーん。歌う力も、使わないと錆びるんだなあ。
「君はいいよ。今が一番伸びるときだよ。何でもね」
ま、大人になったらなったで、得られるものも大きいんだけど、急がず、大人になりなさい。
栄養と休養をたっぷりとってね。
全く勉強ははかどらないままだったが、しかし、娘ちゃんはすっきりした顔でコロンと寝た。
寝顔は赤ん坊のときと大して変わらない。地味なこけしだ。
ただ、体だけはものすごくでかい。
大人と子どもの中間にいる中学生は、大変だよなあ。
今学期の成績は、期待しないことにしよう。
気にすべきは、彼女の成績より、私の成績だった。ひーん。錆び落としは大変だー。
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