2010年03月24日

白物家電の余命

一般的に白物家電の寿命は、およそ7年と言われていますが、うちのドラム式洗濯機がちょうど今年、七年目です。
で、この連休に突然壊れまして、サービスセンターに電話しました。
慣れたもんです。うちのドラム式は、よく壊れるんです。

不況がちょっと有り難いのは、大変にサービスがよくなることで、灼熱の季節に洗濯機が壊れたときにコインランドリーに通い続けたことを思うと、夢のような翌日対応でした。
感じのいい修理の方が、ものすごい手際で直していきます。もう、ハラワタごと変えているような感じで。
しかも出張費もサービス。
あまりによく故障するのでもうこの会社の洗濯機はナシだなあと思っていたんですが、この対応を思うと次回買い替えもこのメーカーだなと思いました。ま、次回の故障がカエドキでしょう。

で、たまった洗濯をするわけですが……。あれ?変だな、音がしない。

うちのドラム式は、洗濯物を入れるとがっがっがっがっきゅーるきゅーるきゅきゅきゅきゅきゅっとリズミカルに発声練習が始まり、洗濯物の寮を計測し終えるとずっとごえーごえーと大騒ぎして洗濯し、搾るときにはどどどどどどと震えまくります。上に何か置いておくと、たいてい落ちるほどの身震い。
初代も二代目も、同じメーカーのものですから、コレはそういうものなんだとあきらめていました。購入時、ドラム式は音がうるさいという特徴も聞いていたしね。
引っ越してすぐ、家の外壁のタイルにヒビが入ったんですが、これは小さな横綱が毎日二階で踊り狂っているような振動のせいだと思います。でも「そういうもの」ですから、これは仕方ない。鈴木一家は、ちょっとの地震じゃ驚きもしないんですが、これもドラム式毎日震度2みたいな状況で、慣られた成果でした。

でも、なぜ?
修理されたドラム式は、大変にお行儀がよく、振動がない。音がない。
何度となく、ちゃんと動いているのか見に行きました。
動いてる。
……っていうか、じゃあここ数年の「ごえーごえー」という叫びは、何だったの?
ええええー、ドラム式って、ごえごえいわないものだったの?

新品よりも快適な中古品に蘇って、なんとなく損をした気分になるのはナゼでしょう。
もう部品の確保が難しい寿命ギリギリになった今。
生まれ変わったドラム式が本来の性能を取り戻したところで、あと何年の余命なの?

そして、次の買い替えのときに、私はこのメーカーの製品を選ぶべきなのかしら。


2010年03月24日 08:40