2010年03月05日

介護日記03夢の話

それは、夢の中のことだと思うといいんじゃないかなあ……
という、珠玉の名言を頂く。
介護のときの、患者さんの暴言は、相手が夢の中だったんだ。そっか。
確かに、そうだ。心神喪失状態だ。
私が夢の中で何をしても思っても、罪に問われないし、それが必ずしも願望ではないように。
が、願望だったら、こここ、困るわ。という、赤面夢を例にとるまでもなく。
母・ヨシコの暴言も、夢の話なら、本気で怒っても……仕方ないわけでね。

敬愛するけろ子先輩(仮名)に、さりげなくかけてもらった言葉が、気持ちを軽くしてくれた。
「相手は、夢の中で配線がごっちゃになっている状態」
この例えも、すごくよくわかった。もつべきものは、教養溢れる友だなあ。

でも、抱えているストレスは半端ないことも今日わかった。
今日は、楽しいママ友と会っていたのに、私は心の底から楽しんでいなかったのだ。
少しタガがハズレがちになる。笑いがとれない。暴走しがち。
いつもハズレているから、あんまり誰も気付かない気もするけれどもね。
このスベリ感、違和感は何だろう。
私は大好きな人たちと一緒にいて尚、一人で横になりたいほど疲れちゃってるんだろうか。

もし、目覚めた時、私が全く別人だったら、どうしよう。
今ある自分が本当は夢だったら。
リアルゆう子が、真実は藤原紀香だったとしても、私は取替えっこしたくない。こっちの方がいい。
私は私の過去も今も、多分未来も、とっても愛していて、だから、全部全部、覚えていたいと思う。何一つ、忘れたくないと思う。

娘は期末試験に向けて忙しい。小僧はサッカーとバスケとくもんで忙しい。相方は締め切りで昼ごはんも食べていない。私が最も大事に思う者たちが、忙しそうで楽しそうだから、私もきっともっと忙しくありたいと思うのかもしれない。
私は、明日はPTA総会と、代議委員会だ。
来年は小学校に戻って、また委員会をやろうと思う。
それどころじゃない気はするのだが、とりあえず全力で尽くしてみる。私より適任がいるなら、もちろんいつでもすぐに席を譲ろう。
私があがいているその姿を見て、誰かが次につなげようと思ってくれれば、ありがたいな。
私が所属するこの地域を、少しでも居心地よくしたいから、多分歯を磨いたりお風呂に入ったり、ご飯作るのと同じぐらいのエネルギーで、がんばっていこうと思う。……お風呂とゴハンじゃ、ずいぶん違うけどな。

2010年03月05日 17:59