保護者会だった。
保護者会がちょっとした楽しみになっているのは、小僧が学校でとても快適に過ごしている証拠だ。うちの学年の保護者は、本当に素晴らしい。出席率もいい。何より、助け合いの精神に満ち満ちている。
誰かが手を差し伸べようとする、その手を感謝を持って讃える。
なんとか責任を回避しようとするのではなく、なんとかみんなでシェアしようとする、その辺の思いやり具合がなんとも。
社会科見学で、この学年は、見学先から褒められたと聞いた。
小僧は、クラスメイトの活躍自慢をしている。
そして、ラブレターをもらったとほくほくしたりもしている。誰が誰を好きで、みたいな話が大盛り上がりらしい。うはー。喧嘩の報告はないしねぇ。
いい子たちは、いい親によって作られるんだな。今日、いっぱい話をして、私はまたまたこの学年のママさんたちが大好きになった。
大好きな人がそばにいるのは楽しい。
楽しくて、ちょっとしゃべりすぎて疲れちゃったけど、それはそれで楽しかった。
「鈴木さん、でしゃばりすぎだし、しゃべりすぎ!」
と、脳内で理性と言う名のもう一人の私がセーブするんだけど、なんとなく
「ここにいる人たちは、私が好きな人たちだから、きっと誤解しない。いやこの際、どう誤解されてもいいや。私が彼女たちを好きなコトにはかわりがないんだし!!」
って気がした。
昨日、28才年下の、高校生の友人の舞台を見に行って、とんでもなく大きな元気をもらっていたのが効を奏したかな。
自分と同じ目をした、若い友人がいるのは、私の自慢だ。
舞台を降りた彼女とハグしながら、18年分のいろんな感情が洪水のようにあふれ出して、涙が止まらなかった。
あんな経験は、後にも先にも、もうないだろうなあ。
豊かな人生に欠かせないものは、私自身が大好きだと思える友人だと思う。
それは、見えないものを気づかせてくれたり、たくさんの感情を与えてくれる。
私は、彼女を誇りに思う。年の差を越えて、彼女が友達でいてくれる、こんな私も、そう悪くない生き方なんじゃないかと……ちょっと自負している。
ホコリっぽい学校だと喘息が出ちゃって……ついうっかり背中をつってしまって、実はちょっとピーンチなのだけど、この後ゆっくりお風呂につかれば大丈夫だろう。
明日は明日で、かわいいかわいい、幼稚園児たちに会える日。その先生たちがまた、すっごくステキなんだわ。お仕事というよりは、もう、趣味のお習字講習会ね。
和服を着て満員電車はちょっとつらいけど、元気の塊とぶつかる日だから、それはもうワクワクしちゃうわ。あ、まだ用意が済んでいない。さて、早寝しないとね。
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