娘の髪型が、ハッチポッチステーションのダイヤさんのみつあみ部分がないバージョンになっている。
うーむ。お釜かぶったような、という表現がぴったりの髪型である。
せめてマメに髪をとかすとか、してみたらどうかと勧めたら、
「えー、めんどくさい!」という。
「そんなことしている時間があったら、勉強したい」という。
女の子にとって大切なものは、教科書にはない!と思うが、授業だの学問だの、学ぶ楽しさに目覚めた娘に私の声は届かない。ああ、娘がどんどん汚嬢様になっていくようで、悲しい。
ふだんに着ている服も、気がつくと三種類ぐらいのヘビーローテだ。ほうっておけば休日は一日中、ずっとパジャマがわりの甚平を着ていたりする。欲しいものはないのかと問えば、ノートだという。すでにノートが一杯になってしまったので、期末勉強用と提出用にもう数冊欲しいのだという。
嫁にいけないのではないかと懸念する。
これというのも、彼氏君とうまく行っていないせいなのではないかと、気をもんでみる。
もんではみても、何の役にも立たない。
「そんことで気をもむなら、私の肩をもんでよ」
と言われる。娘、気の利いた落ちをつけるようになった。
中間テストは100点を含む上々の成績だった。期末もがんばってくれたまえ。
しかし、歯磨きや髪の毛のケアや洗顔やオシャレ全般も、その半分とはいわん、一割ほどでもがんばってくれたなら、母としては嬉しいんだけどな。
ブサイクで暑苦しい優等生って、どうなんだろうか……。でもしょうがない、それがPちゃんなのだから。
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