2009年07月04日

コストコに行ったよ

コストコは感動的ですらあった。
楽しくて楽しくて、憤死(!?)してしまうのではないかと思うほどだった。
他のメンバー3人は二度目なので落ち着いたものだったが、初めての私にとってはもう!!

期間限定(この言葉に弱いの)1000円引きに心ひかれて買ったブレンダーは最高に使い勝手がいいし、今朝ワシントンから空輸されたばかりというアメリカンチェリーはピチピチうまうま、798円チキンの丸焼きを見て子どもたちは「絵本の中のクリスマスだ」と驚愕したし、丸鶏の残りはコトコト煮込まれて、今夜のスープになる。
あれやこれや買いに買いまくり、これをどうやってもって帰ろうと不安になっている私を尻目に、最後は理系主婦の友人がパズルをはめ込むようにピタッと車のトランクに納めてくれて、帰路もまたしゃべりっぱなし、笑いっぱなし。

まいったなー、こんな遊びがあったなんて知らなかったなー。
ショッピングは「買いたいのに買えない我慢」が苦手なんで、そんなに好きじゃなかった。しかも、自分のペースで歩けないのが苦痛で、お友達と一緒にショッピングというのはほとんどスルーしてきた。
でも、こういうお楽しみの形、あったんだね。また新発見。
いかに、自分に、人の意見を参考にする、という謙虚さがなかったか。その傲慢のせいでこういうお楽しみを長い間、見逃していたんだわと思う。
傲慢は何がよくないって、自分が損をすることだったのよ、ゆりいか!と、スーパーで主婦流・哲学。

これがうまいのまずいの、これを半分個したいけど誰かシェアしない? これ使ったけどいいよ、これは使ってダメだったよ。あっちで試食やってた、この食器かわいくない?でも使い勝手はどうかなあ。
そんなやりとりから、主婦としての横顔が伺える。
見ず知らずの人のカートをチラ見するだけでも、かなり楽しいのに、友達の嗜好丸わかりだもの。
スパムを半ダース買う友人に、ええーっ!と驚いた私の手には、オイルサーディンが半ダース。
別の友人とは、レトルトカレーを買って、半分ずつとりかえっこしたり。
互いの意外な発見って、こんなに面白かったのね。
遠慮のない仲間なので、途中、皆それぞれが好き勝手な場所に行っては島に戻ってくる方式をとったり、おかげで私は文房具売り場を堪能できたわ。
アメリカでこんな感じの、ロフトタイプの文房具屋に行ったなあ。18年経て、今も活用しているものがある。昨日買ったものはたいていが消耗品だけど、それでもこれから日常でブレンダーを使うたびに今日の日を思い出しちゃうんだわー。2800枚入りのシールを貼るたびに……と思ったら、ニヤニヤしちゃったよ。お値段以上の価値を感じたコストコだった。

大きな声では言えないけれど、散財に罪悪感がないのも大きな悦びだったわあ。

ああ、コストコの隣に引っ越したい。
吉祥寺の大型デパートが次々撤退すると聞いた。1500円でソーダが2ダース買えるような、そのうえ異国情緒溢れる店舗が入ってくれたらいいと思うんだけど。

2009年07月04日 09:33