落語通検定二級にあと一歩届かなかった!44歳のGW。
ああ、半可通とはこのことだ。
落語通検定三級の合格証は頂きましたが、履歴書に書いてもいいもんなんでしょうか。
っていうか、これは、何かの役に立つの?
pcで検定を受けていたら、そばで見ていてた娘ちゃんが自分も合格できると踏んだのでしょう、三級にトライしたいと言い出した。
しかし、ヤフー検定はカードが使える大人でないと、受験資格がないようで。
娘ちゃん、本日、喬太郎師匠の本を購入、むさぼり読んでいます。
またしても、彼女にとっての落語ブーム再来らしい。ジャニーズより柳家!いや、今はちょっと林家にも興味が!
以前からまあ寄席は大好きなのでたま〜に一緒に出かけていたのですが、「三平襲名披露」千秋楽に出かけ、この華やかな雰囲気と、二代目三平がちょっと気に入っちゃった模様で。
「ちょっと、かむのが気になるけどね」
と、お生なんぞも申しまして。
「勝丸の曲芸もよかったわー。どこがって……師匠の、顔が。男前」
と、わかっているのかいないのか。
披露目の楽日ですから、どなたも名人。絶品な落語ばかりです。落語がよりいっそう好きになったのは言うまでもなく。
狭い池袋演芸場、最前列で手を振るピラピラに、ちゃーんと記念の手ぬぐいも投げて下さって、(松本零司の三平似顔絵付き・なぜかメーテルが横に!)親子ともども、いい思い出になりました。
私は末広亭に続いて襲名披露興行、二回目だったんだけど、寄席は一期一会。今回は池袋演芸場なので和服割引もきいて、ちょっとほくほく。毎回、新鮮な喜びがあります。
でね、珍しく小朝が漫談風に艶噺を披露したんだけど、気になったのがこの一節。
「不倫するならくれぐれもだんなさん以上の人とね。
万障繰り上げて、やっとの思いでベッドインして、がっかりなんてイヤでしょ。
だからよーく見極める。
一緒にご飯食べてみればよくわかりますよ。何でもいいから早メシ食い、って人はね、
ベッドも雑。早く、ちゃっちゃっと済ます。一方、ゆっくりご飯を味わって楽しむタイプなら、
ホテルの部屋を選ぶところから……」
中一のお嬢さんに聞かせるのはどうかしら!という内容だったけど、それはそれで、さすが小朝師匠、面白くて面白くて。娘ちゃんも真っ赤になりながら、ケラケラ笑っていましたので、
「そういえば、Pちゃんの彼のパファリン君(仮名)は、ゆっくり時間をかけて、きれいに丁寧に、会話もごはんも楽しみながら食べるタイプだったねぇ。いいねぇ」
と冷やかしてみました。すると、
「お父さんは、いつも同じご飯が同じ時間に出てくるのが大事で、冒険しなくて、何より早メシ食いだよね」
と言い返されました。……がんばれ、相方。ごはんはよく噛んで。
で、帰宅後、娘ちゃんがパファリン君に電話して、落語の楽しさを語っていたのですが、どうもことごとくスルーされたらしく。中一男子には、普通、理解しろという方が、無理だよね。
パファリンママからは、エンターテイメント関係のお誘いは一応禁止されているので(常識的)、彼が落語と巡り会うのはいつになるのか。いや、すれ違いもせずという人のほうが、俄然多いのかもしれないからなあ。
惜しいなあ! ああ、惜しい。落語、本当に面白いんですけどね。
しかし、お道楽に血道をあげて落語通検定に挑むよりも、今は学校課題の漢字検定が問題だった。
あと一ヶ月、がんばってみようよ、おめぇがまじめに勉強するならな、また落語に連れてってやらぁ。
と、親方気分で言ってみます。二級、落ちたくせに。
二代三平が平成の爆笑王になったとき、娘ちゃんは必ずや「通」と呼ばれる人になるでしょう。
「あの寄席のヌシみたいなばあさんは、凄いんだぜ、先代の平成の爆笑王・三平の襲名を見ているんだぜぇ」
と、呼ばれる日がいつか来るでしょう。
その頃には、私も落語通検定一級をとっているかしら。いくらか演芸場で割引になるらしいけれど、シルバー割り引きのほうがきっと……。
まだまだ修行が足らないようなので、これは足しげく、寄席に通わないと。
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