2009年02月02日

我が家の中学受験 当日

私立、合格。

公立中高一貫志望だったので塾には行かず、授業と学校最優先だった。
ところが、こんなに娘ちゃんにぴったりの私立を近所にみつけちゃって……親子揃って惚れ込んじゃってただけに、今日の結果は、相思相愛でよかった。
向後の憂いなく公立に挑めるねという、当初の目的が、公立よりこっちの私立のほうがいいかもという現実に変化している。
結果は3日次第。迷うのも嬉しいし、迷わないのも助かる。
帰り道に本屋さんによったところ、娘ちゃん、早速Z会の無料パンフレットをもらってきた。どうやら勉強は楽しいらしいってことを徹底的にわからせてくれた、この私立の過去問題に感謝したい。

今日、保護者控え室に張り出された問題を読みながら、国語のエッセイに笑った。問題には私の大好きな作家も使われていて、嬉しくなった。
漢字も、慣用句も、私と一緒にやったものばかりだ。
算数は相方担当だったが、この解説は一緒に聞いた、この問題は食後にやっていたと、何より、「これは出る気がする!」」と彼女に渡していた本の、一番最初の問題が、見事にあたった。
相性ってあるんだなと思う。
小さくガッツポーズだ。
問題を見てからは、安心して待っていられた。すべて解き方がわかっているテストは、娘ちゃんにとっても、さぞ楽しいだろうと思ったら、私まで楽しくなった。
暖かい控え室で、学校がご用意してくださったおいしいウーロン茶をいただきながら、久しぶりにゆっくり本を読んだ。今日は小春日和。
こんな至福の時間が、きっと、受験の神様からの私へのご褒美なんだろうな。

中学受験は親子が一緒になって行う受験と聞いたことがある。
小学校は親の、高校大学は子供の、受験だという。唯一、一緒に走れるのがこの中学。
こんな伴走はいわゆる正統派の「お受験」としてはゆるゆるすぎてダメなんだろうけど、共に走れて……いや、私なんかだともう沿道から派手に応援していただけかもしれなくても、参加させてもらえただけでね、なんだかとっても得した気分だった。
合格して、すごくすごーく嬉しそうな娘ちゃんを見ていて、こっちまでじーんと幸せになったよ。
おめでとう、娘ちゃん。よくがんばったよね。

そして、続々お友達からも、吉報が届いている。
うちの十倍がんばってきた親子が勝利を掴み取ったメールを読んで、やっぱりじーんときちゃったよ。こうなると箱根駅伝をテレビで見て感動しているのと一緒かもしれない。
なんにせよ、一生懸命は素敵だ。

百里の道を行くものは九十九里をもって一里とせよ。
今こそ、そんな慣用句を刻み込め!と思って娘ちゃんを見ると、なんかぽーっとしてる。うれしさのあまり? まさか知恵熱? ひょっとして、インフル熱?
一応、第一志望は三日なのだ、娘ちゃん、明日、気力で押さえ込め。

しかし、相方は、本日風邪で完全ダウン。
明日、インフルチェックだ。あともう一日二日、何とかならなかったか。気合が足りないんだよなあ。
せめて完全隔離で、なんとかしのぎたい。


2009年02月02日 01:14