昨夜、生まれて初めて、オペラというものをテレビで見た。
プラズマ、綺麗。
音もよし。
ドンジョバンニ、一幕終わりまで体力気力持たず。
夢中になってて目がキラキラして全く動かなくなった娘を居間において、先に就寝した。
しかし、娘ちゃんは英語劇といい、オペラといい、どうしてこう私にとっては罰ゲームみたいなジャンルが好きかなあ。子供は自分のミニチュアではない、というのを痛感させられるなあ。
受験、いよいよ来週なのに、何見てもケラケラ笑っているうちのゆとりちゃんは、ゆとりがある。
私が、決戦を前にして、熊のように、落ち着かない。
そうはいっても、娘ちゃんの右手は腱鞘炎。
今までどれだけ勉強してこなかったのだ……と突っ込んでしまう、父と母。
さすがに自分が行きたいと選んだ学校だけあって、公立も私立も、過去問との相性がいい。
面白がって勉強していて、その成果が出てるわけだから、本人だってそりゃ楽しいよね。
ああ、これだけとれれば!
という成果は、
ああ、去年受験生だったなら!!
と、とらぬ狸ならぬ、とれぬ狸(しかも絶対に出ないんだよ、その問題は)に、きりきり歯噛みすることになる。きりきり胃まで痛くなる。胃痛の特効薬、熊の胆を飲みたい。
受検の神様、ここは思い切って二匹目のたぬきで勝負をかけてくださるのはどうでしょうか。
……それは無理よね。
公立のとんでもない競争率に、結果が出なかったらショックだろうと私立を探したら、とんでもなく幸運な巡りあわせがあって、そこを第一志望にするか迷いながらここまできた。
私立が先だから、受かったら公立受検はやめちゃってもいい。
受検が成功したら、贅沢にも迷えばいい。(至福の妄想)。
万一両方ダメでも、地元には立派な中学があり、春には中学一年生だ。めでたい。
つまりどっちに転んでも、いや転んじゃ困るのだが、無事中学生になれるという事実を寿ごう。
それにしても、塾にも行かずによくがんばってるな。
身の丈にあった学校選びなので、無理がかかっていない分、親子ともども楽しく勉強してこられた。
やるだけのことはやったよ。
残すところ、今週一週間。あとは体調管理だけだ。
もっと早く、もっと専門的に塾で学ばせていたら、選択肢も安心感も増したのだろうかと、ここにきて親の自堕落を申し訳なく思う気持ちもないわけではないのだが、なあに、日々楽しく生きていくのが、鈴木さんち流なのだ。
彼女は確かに私には出来すぎた娘ちゃんだが、しかし遺伝情報は半分私だ。
忘れちゃいけない、「あたしの子」に、高望みしてもね。たはは。
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