寒くて起きた。
昨日、どうやら私は帰宅後食事をして、おふろに入った後、このあたりから記憶が定かではないのだが、行き倒れのようにベッドに倒れこみ、おそらく微動だにせず眠ったらしい。
何かが壊れたように10時間眠ったが、寒くて起きている分には大丈夫だ。しかし、こんな感覚は久しぶりな気がする。去年の冬以来ですね。いやー、季節は巡るのだなあ。
壊れたといえば、先日面白い経験をした。
巣鴨のとげぬき地蔵尊にでかけたのだが、JR巣鴨駅の改札を通ったときに、京王線沿線の我が家の料金の倍づけの値段が表示されたのである。
倍づけ禁止は、串焼きやさんの鉄則である。あ、ありゃ二度漬けか。でも同じだよなあ、往復料金取られるんだもの。片道で。二度分だもの。
改札を抜けるのは一瞬だ。ひょっとして目の錯覚かとも思い、履歴をチェックしたところ、やはり倍づけでとられている。塩大福と豆大福が買えるわ!と、みどりの窓口で言ってみた。
「改札窓口においでください」
と言われたので、改札窓口へ。順番が待てずにお金をおいて先に出ようとするお年寄り、何でこの切符じゃダメなんでしょうかと質問しているお年寄り、スイカのチャージをしてくれとお札を出すお年寄りに「ご自分でお願いします、あちらでできますからっ」と言っている駅員さんは明らかに疲れている。
お年寄りって、ずいぶんとかわいらしいものに変身しちゃうんだなあと興味深く見つつ、順番を待っていた。
さて、事情を説明。モバイルスイカ、私の携帯電話を機械に乗せる。
「北千住から乗りましたね」
「は?北千住なんて、行ってませんが」
「でも北千住になってます」
「なってたって、なんだって、行ってませんよ。履歴、見てくださいよ」
押し問答の末、駅員さん、新宿で乗り換えるときにきちんと記録されなかったのではないか、次からはきちんと確認してくださいね。と言って、とりあえず塩大福と豆大福の金額を現金で返してくれたのだが……。
新宿での乗り換え、私は別段封鎖されなかったし、チャイムもならなかった。
そもそも、新宿が起点なのは間違いなく、山手線で巣鴨に来たのだ。北千住回りになっている理由はどこに? 新宿での改札口のかざし方が悪いと、北千住経由になるの? 私にとっては、西村ミステリー以上のミステリーである。私の半分フリーズしかかった脳では、わからないなあ。
ここんとこ、寒かったからかな?
いずれにしても、万能だと過信している機械も壊れることがあるようで。これからは、さくさくスルーしないで、ちゃんといくら引かれたかチェックしよーっと。
塩大福と豆大福は、おいしゅうございました。
壊れたといえば、またまた食器洗浄機がピーンチ。
蓋を閉める留め金が壊れてしまいさあ大変。でも、機能に問題はない。これぐらいのことでサービスマンを呼ぶのも何だし、といっていちいち押さえなきゃならないのも何だし。こいつはそろそろ13年選手。まあいろいろガタもくるよなあ。
上手に付き合っていくしかないな。機械化した文明とも、機械とも、少し壊れ始めた自分とも。
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