2008年08月29日

街歩き

原宿に行ってきた。
確か数年前までは、私が姪を連れて行ったものだが、いつの間にか姪が私を連れて行ってくれるようになった。姪、すごい。竹下通りの鬼。
いや、鬼知識。
どの店が安い、ここよりはここが、ここはかわいい、ここははずせない。……って、すごくよく知ってるのだ。
ああ、若いって素晴らしい。
また、竹下通り、物価が安いったら! 主婦達、なんでこういうところに行かないか。いや、知ってる主婦は行ってるのかな。見ているだけでも、ちょっとクセになりそうなぐらい、楽しい。
危うく大人買いしそうになって、思いっきり若作りの自分を鏡に映して戒める。恥ずかしいぐらい若い格好だけど、ここだと浮かないんだなあと思う。
それでも、気に入ったピアス、二つのうち一つを選びきれなくて、両方購入の大人買い。
ああ、大人って素晴らしい。
……それでも、普段の五分の一だよ。

前日の作戦会議で、私は日暮里の繊維街を提案していた。
かわいくて破格に安い服がたくさんある。
谷中墓地を墓参して、羽二重団子食べて、繊維街、駄菓子屋、コリアンスーパー。そのまま小豆アイス食べに行き入谷のほう散策して洋食食べたりするのもいい。町屋の商店街は大好きだったし、都電の旅も楽しい。バスで出て土手沿い散歩してもいいし、北千住の方で遊んでもいい。
余力があればちょっと足を伸ばして浅草橋なんかも、楽しい。
これが私のよく行く下町の遊び方だった。……住んでいたことがあるのだ、あの辺りにね。

ただ、昔のオトコの影がちらつく町ではあるので、相方の血族といくのはどうよ、という命題はあった。それでも「どう?」と提案したのは、繊維街のアロハの専門店のせいである。今年の夏の初めに、和柄のいいのを破格で買っており、アロハにすっかり魅せられていたので、もう一枚…と思っていたの。

竹下通りにアロハはなさそうだもんなあ。あっても、レースついていたりラメはいっていたりしそうだもんなあと思いつつ、アロハはまた来年でもいいか。と、大人な判断。
ところが、姪が!
中古のお店だけど、安いんだー。と、連れて行ってくれた店が!
「うわーこれビンテージなんじゃねーの!」というアロハがごっそり。入れ食いじゃあぁぁぁぁ!大人買いじゃぁぁぁぁぁぁ!と、私は姪の前なのについうっかり、われを忘れたね。

ほくほくほくほく。
うひひひひ、ほくほくほくほく。
戦利品が重い。若作りなバッグにつめて、満員の山手線もなんのその。

姪なしに竹下どおりを一日かけて歩けるかというと難しい気もするのだが、また行こう!と心に決めた夏の日であった。
マジ、楽しかったよ、すず(仮名)、ありがとね。

2008年08月29日 12:56