書いたのが消えた!
ご近所のチャリティー精神あふれる友達の話を書いていて、突然、消えた。
うえーん。
まあいいや、その人の素敵さは消えない。
……どういう負け惜しみだ?
最近、うちの座敷わらしちゃんのいたずら加減たるやすごいものがあり、特にお盆だからなのか、ありえない場所にありえないものが落ちていたり、二階も地下も友達連れてきてるみたいにどたどた走り回って大変なんだけど、こういうパソコンの中に潜んでのいたずらは困るなあ。
たいていの超常現象は脳内の錯覚なので全く信じていないのだが、この家に暮らして八年、霊というか妖怪というか、「そういうもの」は、いるのよな。と、確信している。全然怖くなくて、共存している感じ。変な音がすると、
「ああ、またワラシー(仮名))ちゃんだね」
なんて家族で話しておしまい。
むしろ、ときどき姿を現すかわいいヤモリちゃんのような、我が家のアイドルでもある。ヤモリちゃんも銀とかげだったり、イグアナみたいなのが天井に張り付いていたらちょっとやだけどさあ、あのぼんやりした肌色のカラーリングと、くりくりの目が、かわいいじゃん? うちの座敷ワラシーちゃんも、バイオハザードのゾンビとかみたいじゃなくて、本当によかったな。いや、見えないだけで、案外怖いご面相かもしれないんだけど。
お盆なので、お香をたくさん焚いてみる。
玄関先をしっかり掃除して、盛り塩なんかもしてみる。
なすときゅうりのお馬と牛も作ってみようかな。それに乗っていって、ワラシーちゃんがいなくなっちゃうと困るんだけどさ。
ラジオは渋滞を告げている。帰省ラッシュと行楽ラッシュだってさ。
うれしい人と、うれしい場所にいく途中の道が渋滞するのは、なんか悪いことじゃない気がするよ。
天国への道も渋滞しているんだろうか。霊たちも、会いたかった人と、会えただろうか。
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