生で食べられるとうもろこしだからさー。
と、言われて頂いたら、生で食べてみるのが、もろこし喰いへの道であろう。
で、生まれて初めて生で食べてみた。
んまいのねぇぇぇぇ。
とりあえず一本、つるんといく。
まだたっぷり残っているので、うれしくてならない。
これでしばらくおやつに困らない。
私はとうもろこしが主食だったらいいのにと思うぐらい、とうもろこしが大好きなのよ。
この時期、当然のように常備野菜になっているのだが、残念なのは私以外の家族は、あれば食べるけど、そんな毎日、茹で上げられてもなあ、程度の感動しかない家族なのだった。
茹ですぎたか?飽きさせたか?
ところで、大量の果物が寄せられていた相方の実家から戻るときに、夕張メロンを持たされた。
生まれて初めて夕張メロンを食べた。
鈴木さんちは、マスクメロンはメロネットと決まっている。
http://www.melonet.com/
私はマスクメロンならある程度なんでも大好きで、相方の実家でもメロンイーターとして君臨していたのだが、家族はメロネットのメロン以外、見向きもしない。
そんな家族が、なんと夕張メロンを案外喜んで食っているので、私も期待して食べてみたのが……。んー、どうかなあ、これは。
偏食大王の小僧が、「アスリートは偏食しない。選手になりたければ、食え」といえばなんでも一口挑戦するようになって久しい。生野菜が食べられない全日本代表、元背番号7番の話など、私は知らない。
で、最近何でも食べるようになった小僧の味覚が、どうも私より相方に近いということがわかってきた。
つまり、私対家族三人というか、家族三人がとってもおいしいというものを私だけが嫌いというか、私がうまいと思うものを、家族はさほど感動しないというか……。
偏食大王という点で、私と小僧の味覚が似ているのだと勝手に思い込んでいたんだけどな。
味覚というのは経験である、だから偏食というのは幼稚なのだという言葉を何かの本で読んで以来(もう最近は出典がするっと出てこないよ)、何を食べてもおいしいわといえる、健全な人でありたいと願った。好き嫌いは?と聞かれれば、ないよ〜と微笑んで答え、そのたびに「大人じゃん」と自画自賛するのが密かな楽しみだった。
実際、ゲテモノ以外はちゃんと口に運べるようにもなった。食べておいしいか、と言うところまでは微妙でも、何でも食べられる自分ではあった。
でも、ダメなものはやっぱりダメなのかもなあと、最近、思う。素に近くなってきたというか、等身大の自分を許すというか。頑張っても、気取れなくなっちゃったというか。
私の母・ヨシコが偏食大王だったため、小学校に給食がなかったら、私は多分、飼い猫と同じぐらいの種類の食べ物しか知らなかっただろう。家を出て、大人になってから初めて食べたものがものすごくたくさんあって、わりといちいち感動していたことを鮮明に覚えている。
未だに、初めての食べものを前にすると、わくわくドキドキする。食べてみる、という行為は大好きなんだな。食べた後に、おいしぃぃぃぃと感動するも幸せ、これはどうかなあと首をかしげるのもまた一興。うわっ、まずい!とびっくりするのも、刺激的。
ご近所のO様、おいしいとうもろこし、ご馳走様でした。おかげで、楽しい時間になりました。
2008年08月08日 20:58HOME |
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