2006年09月28日

祝・10歳

三日間の苦しみの後、やっと陣痛がまともに始まったのだ、11年前の今頃。
微弱陣痛の末、急にどばんと勢いが来たので、生まれる瞬間にはドクターが間に合わなくて、看護士だか助産婦が、大あわてで会陰をはさみでじゃきんと切った。
麻酔も、当然、間に合わず。
それが出産で、もっとも痛かったことだ。
そんなもん、指先を針でつつくだけだって痛いのに、はさみで切るか!!
あんなやわやわな部分を。
生み終えてから、医師が眠い目をこすって降りてきたんだ。全然役に立たなかったのね、先生。その後、やっと麻酔をたっぷり打って、ちくちく縫ってもらったけれどもね。
でも、産みたてのほやほやがそばでぴかぴか輝いていて、こっちははさみまで入れられてもう矢でも鉄砲でも持ってきやがれ!! って気分だったから、ちくちくまどろっこしいんでいっ、こちとら江戸っ子でぃ、バンドエイドでも貼っつけときなっ! みたいな気持ちだった気がする。
ぎんぎんだったなあ。どこまでもぎんぎんで、満月が沈んで、朝日が昇っても、興奮して、眠れなかったんだよなあ。

素晴らしい仕事をコツコツこなす人も、素晴らしい作品を生み出す人も素晴らしいとがは思うんだが、素晴らしい命を生み出す女っていうのがもう、素晴らしく偉大だと思う。
私は子ども産むぐらいしか能がなかった割に、二人しか育てられなかったけれど、とりあえずこの世の中に自分の遺伝子を残せたのが、素直にうれしい。
そのうえ、元気にすくすく育っている。うれしいぜ、こんちくしょーめ!!

P子、御誕生日、おめでとう。
10歳、ハーフ成人の、最初の発言は何かなあ?


2006年09月28日 00:44
コメント

あわわ。
出産時に会陰を麻酔抜きで
じょきんと切られるって本当だったんだ。
陣痛で痛くて判んないから麻酔しない、
とかいう話だったけど、そーでもないんだ。
「一針多く縫っときました」とかの
サービスもあるらしいんだけど、どーなんだろー?
ああ。
なんだか気が遠くなって・・・・
男にはとても耐えられそうにないよぅ。

Posted by: トロ〜ロ : 2006年09月28日 18:14

女だって、耐えられそうになかったよぉう(泣)。
それまではそんなに声を上げなかったけど、
あの瞬間はとんでもない叫び声を上げました。

多くは、局部麻酔するらしいですけどね。

Posted by: ゆう子 : 2006年09月28日 22:48

P子ちゃんお誕生日おめでとうです。
お久しぶりです。妊婦の響子です。
勢いのあるゆう子さんの文章で、
出産も会陰切開も怖くない感じです。
でもやっぱ痛いんですよね〜
いや、どんとこい。
予定している産院はソフロロジーだか何かで
会陰切開をする例がほとんど無く、
裂けずに産めるらしいです。
でもなんかうそっぽいとか思ってます(^^;)

Posted by: 響子 : 2006年09月28日 23:01

大丈夫。会陰切っても、死にゃしない!!
何より子どもはすっげぇ可愛いから。
痛みの後のご褒美めざして、頑張って生んでね!!
安産を祈ってます。

Posted by: ゆう子 : 2006年09月29日 14:25
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