2006年09月26日

ホットミルクを飲みながら

眠れなくなっちゃった。

今日の演目は、「きつねとつる」……皿についだミルク、壺についだミルク、どっちも個性なんだからお互いのことを考えようね。という、お話。
そりゃあもう、大熱演だよ。
ああ、こういう息抜き法があってよかったなあ。

謝恩会も、深く静かに、計画進行中。
大好きな幼稚園とあと半年でお別れかと思うと、それだけで泣きそうになるが、最後の最後はちゃんと笑顔でさようならを言いたい。
してもらったことを、させてもらおう。
福助をここまで支えてもらったこと。
ちゃんと、ありがとうを形にしよう。

でも、誰かを支えてるって、角度を変えると支えられていたりするんだよな。
P子は自閉症を「おいしい」と言える女だが、これは福助から学んだ究極のポジティブシンキング。彼女の底抜けな楽天性と発想法は、福助を支えることで培われた、消えない財産だ。

福助と私が、幼稚園とママ友に何を与えているかはわからない。
でも、この出会いは無駄じゃなかったと思ってもらえるように、あと少し、頑張ろう。

P子は、福助が大好きで大事で。
「一緒に手をつないで小学校に行くことが夢なんだ。もしダメだって言われたら、私が校長先生に話をしてもいいから」
と、腹をくくっている。
学校でこれから起こりうることをシミュレーションしても、動じることがない。
障害がどうしたの? 私の弟は個性的ですごくカッコイイのよ。
単純だからこそ強いその信念に、私が支えられている。わずか10年しか生きていない彼女が、「誇り」と「慈しみ」を私に教えてくれる。

疲れただの、面倒だの、言ってていいのか。
荷物が重たくなっちゃって動けなくなるかもしれないのは、私ではない。
福助なのだ。
私は私にできることを、ただこなすだけだ。私がへこんでいたら、P子が頑張ってしまう。
一時的に支えてもらうのはいいが、親が子どもに自分の荷物を預けちゃダメだ。P子が背負う分も、私が助けられなければ、親失格じゃないか。

鼓舞しても鼓舞しても、珍しくへろへろで、元気が出てこないが、とりあえず、P子と福助の前では元気でいよう。

福助は今日もまた、サッカーの練習に余念がないだろう。いつものように七時に起きて、バルサTVを見て、日がな一日、友達とボールを蹴るんだ。
その姿を見るだけで幸せ。
多分、私もP子も、福助の大ファンなのだ。この、厄介な個性をもち、笑顔が心憎いばかりに爽やかな福助の。

寝よう。
眠くなくても、横になろう。
明日も早い。
方向がわからなくなっちゃった時には、がむしゃらに走り込まずに、立ち止まって落ち着いて深呼吸。今どこに自分がいるのか、もう一度考えてみればいい。
広い空から見れば、この私は、ちいさいちいさい。
それでもいつか、頑張っていればきっと、何か大きなものを与えられるかもしれない。
ゆっくり眠って整理しよう。
焦らずに。
おやすみなさい。

2006年09月26日 02:52
コメント

こんにちは。U子さんの日記を読みながら
3年前をなつかしく思い出しています。

私は、U子さんがいいと思う所に決めるのが一番いいと思います。
東京は就学委員会の決定する進路にしか進めない
なんてことはないのでしょう?学校の校長先生と
早いうちに面談させてもらってはどうかしら。
私は、子ども同伴で数回、学校見学も兼ねて
面談させてもらいました。
教育委員会にも行ったっけなぁ。
結果どっちにころぶにしろ、最終的に決定する権利は親にあるわけで、
納得できないままでは、あとあとずっと、その時の想いをひきずることになるよ。
納得して進んだ先でなら、もしつまづいたとしても、
そこからの修正は、精神的にも物理的にも比較的容易です。
軌道修正は、U子さんの得意分野だと私は勝手に分析しているんですけど。

こんなこと、おそらく他人に言われなくても、何度も何度も
反芻して、葛藤していると思います。私もそうだった。
ただ、この進路の決定で子どもの人生が決まってしまうのかと言えば
そんなことはないのであって、これから先もその道を選択しようとも
「こえでよかったのだ」と最後に思えるように日々を送ることに
価値があるのだと思います。
自分を信じて、子どもを信じることさえできていれば
多少の行き違いにも動じないでしょう。

元気出して、がんばろー!

Posted by: チー : 2006年09月26日 06:47

ありがとー!!
ありがとー!!
ありがとーっ!!

Posted by: ゆう子 : 2006年09月26日 17:04
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