昔々、烏山のあるところに、おじいさんとおばあさんと呼ぶにはまだ若い、40代の夫婦が住んでいました。
最初に断っておくと、この話はオチはありません。
おじいさんは森にテニスしに。
おばあさんはコインランドリーに洗濯にでかけようとすると、修理屋さんから電話がありました。
四日待ってやっと修理はいいんだけど、そんなに世田谷全域ではパカパカ壊れてるのかシャープ製品。
洗濯機が壊れるのは我が家の夏の風物詩なのだと決め込んで、(去年も夏にイカレました)、晴れた午前中にコインランドリーに行くのは「やあやあ我こそは家事労働従事者なり」という気分で悪くなかったですけど、雨の日は勘弁してほしいわ。なので、今日は降る前に行かないと…と思っていたのですが、お昼頃来てくれるというので、とりあえず待つことに。
待つのには、慣れたわ。
修理までにタイムラグがあるのは、家電に対する感謝の念を抱かせるためなのかもしれないとすら、思います。故障直後だと、怒り心頭で、家電を殴る蹴るした勢いのまま、修理工さんは殴る蹴るされてもいけないし…というセーフティのためのマージンもあるのかもしれません。
智恵者だな、シャープ。いや、殴る蹴る、私はしないですけどね。昔の家電じゃないんだし。
で、お昼過ぎに「いやー、助かりました、直して頂いてありがとう」めでたし、めでたし、となりますように。
昨日は幕張メッセの大恐竜博に行き、えらく感動してきたので、今日の私は寛大です。
いやあもう、ホントに大恐竜博だった。大きかった。恐竜大博でもいいぐらい、恐竜って、実物でかいのよ。
自分をとぎすまして噛みついて強さを誇示する肉食ティラノザウルスのような生き方を改め、大きな器で無敵な生き方をした草食スーパーザウルスを目指そうと、心に誓いました。
そう簡単に資質は変わらないけど、「一番強いのは大きいもの」という単純な真実に、心が洗われたの。もちろん、「環境の激変は次の種のチャンス!」とか「地球って大規模でご長寿でカッコイイ」とか、ありきたりな感想も文化系らしく抱いていましたが。
でっかいことはいいことだわ。私なんか、まだまだちいさいな。と、33メートル、40トンを前に、敬虔な気持ちになったわ。
……でも、結局、自分用に買ったおみやげはティラノザウルスだったりするんだけどさ。
海洋堂のフィギュア、最後まで迷いに迷った。三万六千円の全身骨格、2万円台の頭骨、やっぱり買えばよかったかなあ!!! 小さなレリーフだけ買ってきたんだけど。←買ってるし。
ところで昨日は、ナマズ研究の第一人者の血筋をひいたお子が誕生したようで、おめでたい。
おじいさんは虫、ひいおじいさんは魚(あれ、逆?)、おじさんは都市で、おばさんは鳥……って、ショカクヤチトセか? シャバダバ〜。いや、それらの研究を進める学者一家なのだから、お子はぜひ、恐竜調査を進めて欲しいなあ。閉塞感とか、一気に吹き飛ぶと思うんだ。一体掘り出すのに、6年。その間ずっと砂漠暮らし。みたいなのは、さすがに無理かもしれないけれども。
健やかに育って欲しいものです。ナマズのお子(オタマジャクシか?)だけでなく、すべてのお子がね。
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