2006年09月01日

メランコリニスタ

「メランコリニスタ」が娘のカラオケの持ち歌という程度で、Yukiにそんなに思い入れがあるわけではないが、男児を産んだというニュースを読んで、深夜、ちょっと泣く。
よかったねー。
乳幼児突然死症候群でお子を亡くしたと聞いてから、相方がiPodで流すYukiの歌詞、車の中で聞きながら、切なくてしかたなかった。
よかったよー。

うちの小僧、検査の結果が出てきた。
思っていたより、成果が出ていなかった。
いや、スタート地点からすれば上出来だとは思うんだけど。
普通学級には行けるだろうけれども、やはり課題は残ると知らされる。
学校と級友たちにお願いしなければならないことがある以上、その分、私ができることでがんばらなければと思う。
望んで母親になったんだもの、プロなんだもの、やったるぜー!!と思う。
反面、その「がんばらなければならない感じ」、健常のP子には感じたことがなく、正直、負けそうな気分になることもある。
就学相談ごときでくじけることももうないけど、つきつけられる現実は厳しいね。弱音も吐きたくなるよね。公開で弱音はかなくても、とも思ったんだけど、これもまた、私だ。いつもいつもエネルギー充填120パーセント、波動砲発進!みたいな状態(どんなだ?)でもない。

小僧、本日も一得点。誰よりもいい動きをして、小学生にもまれても負けていなくて、いいプレイだった。
ゴールに向かう執着も、最後まで揺るがない球への高い集中も、ひっくり返せばみんな病気の利点だ。
この一点一点を積み重ねて、自信にすればいい。できない部分は、できる部分で補えばいい。何もかも、できる人でなくてかまわない。私は不器用な福助が、不器用だからこそ可愛い福助が、大好きだ。
命があるだけで!! と願ったのではなかったか。
Yukiの赤ちゃんが、ちょっとそんな勇気を思い出させてくれた。
福助は、明日もうまそうにどんぶり飯を食べるのだろう。時間があれば、きっとボールを蹴り、ワールドカップのDVDを見て、楽しげにサッカーで遊ぶのだ。サッカーバカ。そうやってあのシュートの至福を私に与えてくれるのだから、彼のためにはなんだってやろう。

……ただ、頑張りすぎるとね、時々しんどいから。
新学期目前にして、あんまり張り切りすぎないようにしよう。
福助が全部できなくてもいいように、私だって全部できなくていいんだ。
できなくたって、いいんだよ。

2006年09月01日 01:23