2006年02月16日

大事にされたい。

<家庭内義用務連絡>
・練習試合は、4ー0。福助、ハットトリック、1アシスト。特に、見事なアシストに感動。
・福助、その勢いで髪を切りにいく。「中田にしてください」と自分で言って、かわいくなった。
・子ども達のリクエストもあり、回転寿司を食べにいった。たいていウニを食えばハッピーになるが、今日は13皿食べても、どうにも上がってこない。なんか腹が立ってるのか減ってるのか、嬉しいのか哀しいのか、わけがわからないので早寝します。おやすみ。
 というわけで、以下、相方は読むに及ばず。

<ここから本文>
休日なら、デートしようよ(ハート)と女子に誘われて、俺に構わないで。一人にして。と言う男子がいたとしたら、多分まったくもてないはずだ。
そういう人だったんなら、結婚前に知りたかったと思う。
ひとりがいいなら、ずっとひとりでいればいい。
じじいになるまで潔く一人で居るべきだ。

ひとりになりたい……そういう気分もわからないではない。
主婦である私には望んでも叶えられない時間だが、稼ぎ仕事は家事や育児とは比にならないほど大変だといわれれば、思いやることはできるから、それ以上はしつこくしない。

カラオケなんかどう? と言ったらそんな気分じゃないんだと断わられた。
ところが、その恋人が、一人でカラオケボックスで熱唱していたとしたら、どうだ。
その恋人同士は、多分その場で終わりだ。
でも、夫婦という関係は、そんな失礼の前に、ただただ無力だ。
相方が、私に隠れて、一人でカラオケをしていたんです!!
って、誰かに相談……できるかぃ。そんなもん。

大事にされたい。
誰からも大事にされないまま、一生を終えるのはイヤだ。
私は私が一番好きで、私以上に私を愛する人などいないのだから、それでいいのだ。と思ってきたけれど、できれば、せめて自分の選んだ伴侶にぐらい、大事にされたい。
いや、邪険にされたくない。
大阪のドツキ夫婦漫才ではないんだから。
大事にされたい。
心の底からでなくてもいい、この際(この際って……)嘘でもいいから。
もしかすると、相手は相方でなくてもいいから。
医学的には、更年期のホルモンが叫ばせているのだと思うが、文学的には、この寂しさにあきらめがつかない。
そんな相手を選び、そう育ててしまった自己責任?
でも、その罰は、この先一生続くのだ。……重すぎる。
あと、40年、私はずっと自己憐憫と背中合わせで生きていくのか。
大事にされないのは、私自身にきっと問題がある。だから相方を責めてばかりもいられない。
結婚して、私だって大きく変わってしまった。
かつての収入はなく、脂肪ばかりが増えていく。……重すぎる。
私だけが、相方を好きだというバランスの悪さは、多分最初から。
相方の大ファンだった。相方は私の書く文章が大嫌いだ。
その温度差が、そのまま十三年間で明確になったんだと思う。
愛している半分でも、十分の一でも、いや、相方がニンテンドッグに注ぐ愛のかけらほどでもいいから、愛されたいと思う。いやむしろ、ニンテンドッグになりたい。

あからさまにうるさがられても、にこにこくっついていって、無理矢理チューしてもらって。
でも、それだけでわりと上機嫌でいた、今日一日の自分が哀しい。
一緒にいても「面白い」以外の褒め言葉がなく、だからおもしろさにだけどんどん磨きがかかって、一体私はどこに向かうのか。
夫婦で、一緒に遊びたいなあ。
時々、デートするだけでいいんだけどなあ。
それが無理なら、ちょっとギフトとか、ちょっと関心を示してくれるとか、ちょっと手をつなぐとか、ただそれだけでいいのにな。
そういう乙女心が、ババアにはないと思ってしまうんだろう。
男って、見てくれに誤魔化されるのね。子ども時代から全く成長しないのよね。と、成長しすぎて干からびている私は、嫌みの一つも言いたくなるのだ。

こんな扱いで、私の心がどこにもいかないと、どうして自信がもてるのか。
いや、むしろ心がどこかにいっちゃった時、ものすごくさみしい夫婦関係に発展するのを、孤独好きの相方は待ち望んでいるのかもしれない。

相方の実家がらみでない遠出もしてみたいなあ。新宿でもいいや、最寄り駅から15分だし。ああん、そんな贅沢いわない、千歳烏山の商店街でもいいや。夫婦二人で、なんか楽しい時間がすごせたらいいんだけどな。

「一日三食一緒に食べてて、まだ足りないのかー!!」というんだろうけど、私が欲しいのは、お互いを愛しむ時間なのよ。食欲を満たす時間ではなくてね。
まったく、そういう簡単なことがわからんのだ、あの石原良純似は。もう、ボックスで一人で踊ってろ!!と思う。


2006年02月16日 21:46
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