万華鏡

転んだ

雪かき、しましょうよ、皆さん。
特に日当たりの悪い道ぞいに住んでいる人はっ!!
凍結道路を自転車で走って滑った。
信じられん。ああ、腰が、腰が。
んもー、間抜けにとって凍結路面がどれほど恐ろしいモノなのか、烏山に住んでいる足腰のしっかりした不親切者に教えてやりたいよ。
雪が降ったら雪かきすんの!!
これは道徳で教えるべきだ。アーティストは、ぜひラップで歌ってくれ。世界中のサイトはトラックパックするがよい。
「雪が降ったら雪かきしようぜ」。

いまいましいこの雪の東京と、あと数日でお別れだぜ。(また５日後には戻ってくるが)。
さあ、今日は準備しないと。
驚いたことに成田空港では上着を一着預けると1000円もする。三人だから3000円、ただつるして置いておくだけなのに、なんか解せない。例えば、一着1300円でクリーニング代込みとかなら割安感があるのに(コスト的に考えても利益幅は変わらないはず)、殿様商売しやがって。と思う。その姿勢が気に入らない。おかしいでしょう、春夏秋冬の異なる世界にここから発つという国際空港で、空港使用税が世界一高い国際空港で、上着なんかタダで預かったっていいぐらいだ。貧乏な国の空港で、荷物ひったくってポーター代金請求するのと、足もとをみる点に関しては同じじゃん。
すぱっと薄着で行くことにした。フリース三枚ぐらいならスーツケースにぶち込めるだろう。3000円が惜しいのではない。これは意地である。意地を張っているときには、風邪もひかない。

海外旅行保険に入るので複数の保険会社に電話をかけて検討してみたところ、やはり三人だと1万円程度は覚悟しなくちゃならないらしく、坂本九ちゃんのように男らしく、保険は入らない方向で考える。
「でも、ネットから申し込むと安いよ」
といわれたので、早速ネットを見ながら電話で問い合わせてみたら(ローテク)、個別で治療費だけのに入ることもできるという。コストは、100万円保証で1200円〜。1000万円保証で1400円程度。それだけ確率が低いってことだなと数字を見て安心する。こちらから聞いたことだけを説明してくれるのも感じがよく、押し売りされない点が気に入って、既存の保険会社と同じ、ファミリーパックについて質問してみた。すると、三人でも５千円しないという。半額以下じゃん……。
この企業努力の意気やよし!と感動し、早速、保険に加入することにした。
ツアーの遅延でも10万円申請できるんだって!?　うわー、帰国はわざわざチャイニーズニューイヤーの新年明けまして朝6時便だから、うーんと遅れてくれたりなんかして、保険金頂いて、あと一日ぐらい遊べたらいいのになあ。と、万人が願いそうな可能性の低い報償にわくわくする。荷物が届かなくても、携帯品を盗まれても、頂ける。命に別状がないところで保険が支払われるのは考えたこともなかったけど、それもいいよね。
と、ほくほくしながら電話を切って、保険に、保険に、保険に入れねぇよ。
ブラウザが対応していないって、なんだソレ。マックだからだめなのかな。これ、書き終わったらウィンドウズを立ち上げてみよう。それは損保ジャパンのせいではないが、こういうローテクおばちゃんもいっぱいいて、機会ロスしているんだろうなあとも思う。そういうののフォローがあのオペーレーターの対応だとすれば大変に正しいが、電話で申し込めたらもっといいなあと思った。あ、それじゃ半額にはならんか。

海外旅行は久しぶり。なんかドキドキするなあ。
恋のときめきを相方に求められなくなった今、こういうドキドキは貴重だ。この一週間人混みを避けて、手なんかカサカサになるほど手洗いうがいを敢行してきた。インフル拾うなら帰国してから。と、子ども達にもきつく申し渡してある。気合いが入っているときにはたいていのことが大丈夫だ……しかし、腰が。強打した腰が。
痛いじゃないかーっっっっ。だから雪かき、しろって。

これでもし、事故にあって帰らぬ人となってしまったら、私の遺言は「雪が降ったら雪かきしろ!」と言うことになるのだろうか。……それもまた、ううーむ。
明日明後日の日記は、丁寧に書いてみたい。
そして今日明日明後日と、さらに転ばないようにしたい。