2006年01月20日

自己紹介(第二稿)

あー、おもしろかった。
役員選出の会合は、みんなビクビクのコチコチ。で、私はそういうのが苦手。黙っていると死んじゃうわ。
なので、勝手に、自己紹介してお互いを知り合う会合にしてしまいました。委員特権で。
自慢、特技、資格、仕事、趣味。
全部、役員の仕事に役立つこと。役員を支えられること。という名目だけど、諸般の事情が案外見え隠れする。
例えば、若くて無謀そうで無防備な美貌をもつ、魅惑のバツイチの自慢は、
「親の介護をして長いので、介護のコトなら何でも聞いてください。よく知ってま〜す」
だったりした。うわ、かっこいい。ゴージャスな外観と独身という事情から、悪い憶測を聞いたこともあったけど、多分今日、うちのクラスの全員が彼女を尊敬した。なかなかできるコトじゃないわ。
そんなことも含めて、意外な人の意外な趣味がわかったり、わかっている人はちゃんと笑いを織り込んでくれて、実にいい雰囲気で話が進んだ。
犬を飼っている人、テニスをする人、カラオケや飲み会が大好きな人(含む私)。意外なところに友達になれそうなラインがいっぱい。
過去に役員をやった人は役員をやったことを自慢してくれて、それに対してみんなで拍手したりして、もう、いきなり慰安気分。ああよかった。
公立学校のママ友はとかく疎遠になりがちだけど、明日もし災害が起こったら、私たちは一緒に寝食を共にする仲間だ。何より問題が起きたときに代表となる役員をやって頂くわけだから、誰が立候補するにしてもその人を知っておくべきなんだ。

近年、近隣の学校で先生が生徒に暴行する痛ましい事件があった。あってならない問題だが、あってはならないことがおこるから事件なのだ。何が起こるかわからないという危機感を適度に保つ。あまり神経質になるのも考え物だが、ありえないからと考えもしないのは、それこそ「ありえない」だろう。
例の暴行事件を告発したのはPTAだったし、事情を公開するようにせまったのも、二次災害のないように布陣を敷いたのも、公的機関に類似事件の内容に要請書を請願したのもPTAの仕事だったと聞いている。
面倒くさいじゃすまないという現状。やはり一回ぐらいは一年間のご奉仕活動をやらないわけにいかんだろうと思うのだ。まずはその第一陣としての委員会活動で、役員選出委員になったのだが、それは大変に充実感を残してくれたわ。
みんなに「大変でしょう」と言われるたびに、イヤ別に大変じゃないよん。と、思う。クラスのみんなのこと、知ることができたしね。かなりオーバーランしても大丈夫な気がしたのは、私のことを支えてくれる友達を再確認できたからであり、それは私の財産になった。
例えば、今日はついつい「自慢するものがなければ、例えば夫はすごいんです、みたいなのでも結構です、昼間ですからその辺は適当に自粛して頂きつつ」とか言っちゃって、一部に爆笑、一部にどんびきされた。それでも、なんとなく「あの人はああいう人なのよ」みたいに説明してくれている人、笑うことで救ってくれる人、彼女たちの影の働きに私は心から感謝した。
クラスには、私のテニス仲間がいる。
彼女たちなら私の暴走を、フォルト!と笑って、許してくれる安心感がある。
幼稚園が同じ仲間がいる。
会長さんなら、まあ、仕方ないわとあきらめてくれるはずだ。
一緒にランチしたり飲み会で騒いだ、私の大好きな人たちがいる。
私が大好きなんだから、相手も、そんなに嫌悪感は持っていないに違いない。
そして、委員会で一緒の仲間が、学校のお手伝いで一緒だった顔見知りがいる。
そうやって考えれば、クラスの大半は「味方」なのだ。
普段おつきあいで忙しいのは、こういうときに大いに役立つんだなと改めて思う。
母親ともなると、やはり社会性の生き物なので、一部の批判に脅えて過ごす人も多いと聞く。
イヤ今回だって、実際に批判がなかったワケじゃない、いきなりシモネタふっちゃったし。あらかじめ私信と称して全員に配布した手紙は前例のないことだからと非難されたし、そこに既に書いてある仕事の内容について重複説明を避けたつもりが、不親切のそしりを免れなかったりもした。
でも、文句言う人は動かない人、と相場が決まっている。
その人が殺しに来るわけじゃないし、その人の言うことをきいていたらおいしいものをごちそうしてくれるというわけでもないんだから、気にしちゃうなんて、大損だと思う。
そしてそういう「文句ばっかり言う人」は、きっといざというときの味方が少ないんだろうなあと思う。
人の前に立って、演説し煽動する。自信がなければ、目立つことはできなくなる。
けれど、私を本当にわかってくれる人は、私を決して見放さない。
だって、私がその人を決して見放さないんだから。
その自信が、人前で何でもできる力になっているのだと自覚した。それは、私が他人から愛される自信ではなく、自分が他人を愛する力の強さへの自信。

女の友情なんてもろいものだ、とかいわれるけどさ、私の感じる女の友情は鋼のようだよ。
ママ友は本当の友情なんか培えない、とかいわれるとさ、それは運がないだけだよ、と言いたくなるね。

私が楽しいことをやると、みんなが楽しそうにしてくれる。その顔を見ていると、それでまた私が元気になる。結局、自分のためにやっていることが仕事になっていくから、それがボランティアの醍醐味なんだなと知る。楽しく行こう!! 来年の今頃は役員に立候補する立場だと公言しているんだから、この布石は自分のためでもある。そう思うと、力が入っちゃうわ。

そんな小学校の話し合いの間、ずーっと福助を面倒見てくれていた幼稚園の友達もいる。
これまた有り難いボランティアの一環。
母親達はこんなふうに力を合わせて、社会で子どもを育てているのだ。地域に根ざして、子ども達を守っているのだ。うーん、やっぱりヒーロー戦隊だと思うんだわ。ただし、ヒーロー戦隊オバチャンジャーは、地味に古紙回収したり、防災訓練したりするんだけどね。
今度は21日土曜日に、話し合い。
でも、今日みたいな和気あいあいなら、苦痛はないわね、と、役員選出同志で話していたら、なんと、喜びの電話がキターッッッ。しかも……あ、これ以上は校内に万一このブログを読んでいる人がいるといけないので、自粛、自粛。一応、私の素性を明かしていない前提なので好き勝手書いてるけど、いっぱいある守秘義務は、遵守しないとね。
でも、うわーん、うれしい。
ちゃんと見ていてくれる人は見ていてくれるのだ。さあ、もうひとがんばりだ。

こんな私を四半世紀も見守ってくれている親友に喜びのメールを打って、今日は寝よう。ここのところ、ちょっとご無沙汰していた。
思えば、相方よりも長いつきあい。友情を信じるに足ると教えてくれた原点は彼女たちだ。
私の自慢は家族と友人です。
次の自己紹介では、本当はウケを狙わず、そういいたいところだなぁ。……でも、やっぱりなんかちょっと笑いをとりにいって、凍えたりするのね。

2006年01月20日 00:47
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