ストリッパーって、お金もらわないとやっぱり脱がないのかな。
脱ぐのが好きだから、やってるワケじゃないのかな。
ただ脱ぎたいだけなら露出狂ってカテゴリーなのかな。
私はただ原稿を書いて、それを誰かが読んでくれたら結構幸せになっちゃうんだなー。と、今日、しみじみ思った。自分の文章を見て見て、もっと奥まで読んで……って、これは何かに似ているなと思ったら、つきあたったのがストリッパーだったんだけど。
それで食べていた頃は、まさしくストリッパーだったわけで、あ、このブログも律儀に広告クリックしてくださる方のおかげで時給30円ぐらいにはなるらしくて、だからここものぞき部屋のおねえちゃんみたいな気分でぞくぞくしながら踊らせてもらっているわけだけど。
幼稚園のホームページの原稿を書く。父母会便りを書く。講演会の依頼書を……あ、これは公式文書なのできわめてまじめな文体だったけど。
もちろんすべてボランティアなのに、書き上げるたびに、とっても幸せな気分になってね。好き勝手に書かせてくれる園長も園長だ、太っ腹だよなあ。そのおかげで仕事が楽しくて仕方ないから、「わかってるなー」と思う。
ただ、「場」が与えられるだけでいい。書ける場があればハッピー。今日みたいに、一日中、原稿を書いていれば幸せ。……うーん、これはやっぱり、ちょっと露出狂に違いかもね。
そんなのにつきあわせてて、ごめんね。
ブログで気軽に日記が後悔できるようになって、みんなちょっとだけあけっぴげになったな。
私も露出度が高いんだけど、それでもまだちょっと怖いときがあるな。原稿漬けで脳内快感汁が出ているジャンキーな日は、ぺろっと出してはいけないところまで出してしまいそうになって、怖いよ。
で、出す。ぺろっと出しちゃうよ。ここから脱ぐから、怖いの嫌いな人は、ココまでで。
この中毒からいつかは立ち直れるのかな。パソコンの中には私の幸せがザクザクあって、主にシンプルテキストだけど、こうやってキーボードうってるだけでうっとりしちゃう。
まあ、薬中やアル中になるより、いいか。同じジャンキーでも、被害が少なくてすむと思ったんだけど。
被害少ないと思っているのは私だけだ。
周りにいるものは、ジャンキー抱えたら。弱っちゃうよね。
今日はいい天気だったのに、どこにもいかなかった。子ども達はずーっと家の中で遊んでいたけど、その遊びにも意識的につきあわなかった。うん、私は今日、確実に自分だけの快楽に逃げたんだ。
娘はある試験のために一日中机に座っている。
辛気くさい週末で、悲しくなるよ。面倒くさいから、もうそんな試験やめちゃえばいいのにと思いながらも、実はどこかでうまくやってくれることを期待している私もいて、だから娘とは今日、ほとんどしゃべっていない。だらしない親なのね。何を言い出すか、自分がよく、わからないんだ。
向き合ったら、いい加減な態度の娘に、文句を言ってしまいそうで……。
それで私は、PCに逃げちゃった。酒飲んででろんと倒れているアル中とあんまり変わらないの。
園のお仕事という大義名分があって、この週末は正直、助かった。
子ども忘れて自分だけで遊んで、ひとりで悦に入って、ああ、これは露出癖に近いんだなって、完成原稿みながら思ったりしていて……子ども達が寝静まった今、今日一日を反省すると、ぞっとする。
書いた原稿の中に、少年犯罪を起こした子ども達の母親は、いずれも例外なく「子どもより自分を大事にしている女」だったという一文があった。犯罪は、おこる前に必ず可逆の地点がある。そこの一手を間違えると大変なことになるんだけど、その間違えの典型が、親が子どもよりも自分の立場を大事にして、子どもを追い込むことなんだ。
私はできそこないの教育ママみたいなところがあるから、P子、頑張れ。と力強く思う。できないことを無理強いはしない、私自身が不器用だからそれはもうめいっぱい寛大なんだけど、なまじP子はいろいろなコトができちゃうから期待値が大きくなってしまって、結局、私の文句も多くなる。効率よくこうやって勉強したらいいのではないかと、やり方を押しつけそうになる。一度大失敗しているでしょと、彼女の傷口に塩を塗るような心ない言葉を使ってしまいそうになる。いや多分、ほんのちょっとのハグの時間にすら、私はP子にたくさん毒のある言葉をぶつけたような気がする。それは多分、私が思い描く通りにP子が動かないからだ。最低な母親だな。
私のためにガンバレというつもりはない。けれどよくよく考えると、私がやりたかったけれど親が決してやらせてくれなかったチャレンジなのだ。私ならもっとやれるのに。と、記憶の私(幼少版)とP子が戦っているのかもしれないと思い当たって、泣きたくなった。
イヤな追い込みして、しかも私自身の自己愛がスパークして、これって犯罪者を育てた親と同じ行動パターンじゃないの! P子が私を殺してもおかしくないかも。
ばっかじゃないのー。あんた、それでも親なの? P子のこと、一番に考えなさいよ。と、私の中の良心である天使ちゃんがつぶやいてる。……わかってんのよ。わかってるから、ジャンキーになってるんでしょと、天使ちゃんをボコ殴りにしたい衝動に駆られた。
親の期待がどれほど迷惑か知ってるのに、気がつくと母・ヨシコと同じ言葉を発してる。
母・ヨシコは無邪気のあまりだったからまだ罪は浅いが、私はそういうこと全部わかった上で、理性が負けるんだもんなあ、救いようがない。
結果的にみつけた解決策が、仕事と趣味に逃げることかよと気づいて、ああ、そんなとこまで母・ヨシコにそっくりだ。
母親やってもう10年になるのに、ダメだよなあ。原稿のてにをはは間違えないのに、育児の基本なんか、迷いっぱなしだ。
それでもまだ、逆に言えば私には逃げ道がある。幸せになれる文章ストリッパーの素養というか、文章を書くツールや場があることが、ラッキーだと思う。
さらに、一日中、P子につきあってギリギリまで追いつめる情熱がないことが、つまりP子に文句を言い続けるならジャンキーの方がいいやという身勝手な部分が、P子にとってガス抜き効果をもたらしてくれていたらいいなと思う。……かえって、ダメかな。
子育てには正解がない。いつもならだから楽しいのだと締めくくれるのに、脳内麻薬も出きった後は、妙に覚めてて、だから難しい。ひどく難しい。と、思ってしまうわ。
せめて殴られて飛んでいった天使ちゃんを介抱してまたそばに置いておくことにして、脱ぎすぎた今日をばさっと例えば消してしまって、明けて朝には、またいつもの多幸症に戻っていたい。
いつも楽しく職場から読ませていただいている編集者です。ウチにも5歳児が一人いて、嫁と子のバトルを見ていると子育てって本当に難しいなあと思います。で、怒られているのを見るとついかばってしまい、後で嫁から文句を言われるのですが...
で、重箱の隅で大変恐縮なのですが...
> ブログで気軽に日記が後悔できるようになって
公開、でしょうか?
ホント、些細なことで本当にスミマセン...
コメントは消していただいてOKです
Posted by: 名無しのごんべ : 2006年01月16日 12:04いつも楽しく職場から読ませていただいている編集者です。ウチにも5歳児が一人いて、嫁と子のバトルを見ていると子育てって本当に難しいなあと思います。で、怒られているのを見るとついかばってしまい、後で嫁から文句を言われるのですが...
で、重箱の隅で大変恐縮なのですが...
> ブログで気軽に日記が後悔できるようになって
公開、でしょうか?
ホント、些細なことで本当にスミマセン...
コメントは消していただいてOKです
Posted by: 名無しのごんべ : 2006年01月16日 12:05寒かった12月〜1月初めが過ぎて、少しばかり暖かい今日この頃、あちらこちらのブログで誤変換そのままが見られます。
皆さん、つい、うとうとするのかなあ。
もうじき春なんだねぇ。。。。
公開です、公開です。
こんな誤植、後悔です(笑
ご指摘、感謝。
コメント活かすために、このままにしますね〜。
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