2005年12月22日

つながる気持ち

ハロー。
と電話に出るのは、フィンガー5の妙子ちゃんになったようでうれしい。
ああ、また若い人にはわからないネタを……。
昨日、タイ在住の中国系タイ人の友人から電話があった。
2,3日前にカードを送ったから、その返事だと思って話していたんだが、どうにも話がすれ違う。1月のシンガポール行きのために毎日海外旅行用英語のカセットテープ(!!)を聞いているのに、聞き違えているのか? 旅行用ではダメか?
と思ったら、カードなんてまだ全然届いていなくて、なんとなく思い出して電話をくれただけなのだという。すごいなあ、先日カード書いたんだよ、すぐ着くと思うよ、心がつながっているんだねぇ。
いつもいつも心のすみっこで思い出しながら、電話するほどでも、手紙を書くまでもなく、過ぎていく友達がいる。一年に一度、ご挨拶する年賀状はいいシステムだよなと想いながら、今年もまた、全く用意していない。どうしよう。
アイディアとコピーが私担当で、その採択の可否を決定し、デザインと印刷を担当するのが相方なので、仕事が厳しいのだ。
こうなったら福助の絵でお茶を濁すか……福助はだめだ、今、世界各地のF1のコースかサッカーのフィールドか、足し算の式しか書かない。
P子のコピーはどうだ……だめだ。あざとい。彼女はまだ模倣から自由になっていない、って、小三だった。
もう絶対に元旦には間に合わないとしても、年賀ハガキすら買っていないのはどうしたものか。頂いた年賀状に熱血の手書き長文で返す、というのが私らしくていいが、相方は許さないだろう。
年末、ただでさえ忙しいのに、いよいよお正月準備まで始まる。
今年はかったるいからおせちなしで、とっとと田舎に帰ろうよといってみたが、料理に目覚めた夫はおいしいお雑煮と煮物に是非とも挑戦したいという。是非ともというなら、それは是非ともやって頂きたい。姑に黒豆(煮たヤツ)といもきんとん(作ったヤツ)と餅(ついたやつ)と煮物に入れる手作りこんにゃくを送ってくれと、また手紙を書こう。
本日はこれから旧友とランチ、そのあと彼女のちょっとした撮影に立ちあい、サッカー部の練習、そして、納め会。昨夜、相方が締め切りの気晴らしに作った牛テールスープが最高にうまい状態なのに、惜しいなあ。
ここんとこ、我が家はラーメン屋さんのような匂いに満ちている。ずーっと「家庭の味にうまいものなし」で育つのかと不憫に思っていた子ども達に、やっと幸運が巡ってきた感じ。
「おふくろの味」ならぬ、「オヤジの味」でも、いいのよ、いいのよ。
じゃあおふくろの方は何をしているかというと、ただにこにこと太っているのだな。ここのところ、実にいい感じに肥えてきている。だって、おうちご飯がうまいんだもーん。
また一月、寄席でポカスカジャンののん様にお会いするというのに、気合いが入らない。
サンタクロースにお願いするとしたら「現状維持」と言う、向上心のかけらもない私。日々のコトでいっぱいいっぱい、そしてそれがのほほんと幸せなので、もういいんだー。
痩せたからって、どうなるものでもない。のん様はおデブな私にもほほえんで下さったし、握手もして下さるしさぁ。
適度に幸せな人は、きっと無茶なダイエットをしないのよ。痩せて一体何をつかみたいのかと言いたいわ。
もうかっちょいい服を着ても薄毛は隠せないし、寄せてあげても、脱げばしぼしぼだらーんだし。仮にかっちょよくきまっても、それ以上やりようがないんだし。だったら、食べて幸せ〜。な方が……。
ああ。人は忙しすぎると、バランスをとるためにどこかで逃避するのだなと知る。年末にダイエットにいそしめる主婦はいない、だってそれどころじゃないんだもん。
ただこんな風にばたばた毎日走り回っていると、いつもより消費カロリーは多い気がするわ。
もう、年賀状はあきらめた。とにかく大掃除だ。体を動かそう。
で、ゆっくりできるお正月に、ひとりひとり大切な人を思いながら、手紙とかメールとか、するのがいいな。

……なんて書いてたら、義母から電話。実は昨日一ヶ月ぶりにご無沙汰ハガキを投函していたのでびっくりする。こういうときって、そういうのが続くのかしら。30分ほど近況報告で盛り上がり、黒豆も餅もおねだり完了。実の母にはねだれないのに、この人の器量には甘えっぱなしだなあ。……ああ、二月には大きい手術を控えていたんだった……まあ、いいか。←親不孝。
三が日過ぎて道路がすいたら、下田までひとっぱしり、会いに行こう。私の取り柄は、「重い体で軽いフットワーク」なんだし。
本当は、誰だって大切な人なら、会って話すのが、一番いい。

2005年12月22日 10:08
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