2005年12月20日

あと4日でクリスマスだというのに

今日はもう20日だというのに、娘のアレがナニで困っています。発案のきっかけがない。
例えばP子は毎年、大変にグルメなプレゼントの要求をしていたが、もうそのお願いには答えられないのだ。
相方のファンだと言うだけでも奇特でありがたいのに、ご親切な謎のバイヤーさんという方は、毎年「すげぇうまい貢ぎ物」を送って下さる。そして、今年も手配して頂いたそうで……もうそれを超える感動なんて、食べ物関係では絶対に無理だ。
あ、毎年本当にすみません、ありがとうございます。この場をお借りして御礼申し上げます。>バイヤーさん
例えば、メロンは、メロネットのマスクしかおいしいと思えない。と公言しやがる小三なのだ。いや実際、メロネットさんのメロン食べると、他のメロンが食べられなくなるほどうまいですけど、メロンとかお友達の家で出されても手をつけない生意気さで……。
歯磨き粉が苦手な、味覚びんびんなP子は、最近相方の作る化学調味料使用ゼロのとんでもなく凝った男の料理にうっとりして、大変ゴキゲンちゃんだが、そんなわけで、ヘタなレストランには行けなくなり、例えばそこで喜ばせるためのご招待となれば、グラマラスなおねえちゃんほどのコストがかかることになり……。
私ですら、素敵な有名レストランなんて数えるほどもいってないのに。そんなのはダメだ。
つまり、うまいもの系、はい、消えた。

今日はまた学校で委員会だった。ううう、明日の研修会はぜひともパスしてテニスに行かせてください。
幼稚園と小学校と、これで家事と仕事、仮にフルタイムでこなしたら私は過労死するわ。サンタの代理業務もすませていないのに、何やってんだか。
PTA活動する人って、きまじめなんだなあ。それで、こんなに忙しくなっちゃうんだなあ。もうちょっとふまじめでもいいし、不真面目を責めない生ぬるい状況になればいいのに。
そうもいかんか。
ただ、最近、「学校は発見の宝庫だなあ」と思うようになってから、学校に行くことが苦痛ではなくなっている。
例えば、先日学校の保護者会で、先生に大変強い要望を出す母親というのを見てしまったんだが、「うちの子だけができないんですか〜、みなさぁん、どうですかぁ」と語りかけられて、正直、「うわ。ドラマみたいだ、ドラマの台詞まわしみたいだ」と私は一人で興奮してしまったわ。
だって、そのリクエストはアナタのお子さんだけが苦手な分野で、うちの小三にはかなりどうでもいいことで、イヤ多分、大多数にはどうでもいいことで、それをとうとうと、空気全く無視して嘆願し続けるんだもん。そういう人を初めて生で見た。これはね、興奮する。
錆びないタイプの人なのだ、ナイスバディーだし、ギリギリ、美人といってもいいと思う。そういう個性を知っていてねっとりとしたしゃべり方なんだろうなあとか、この人の仕事ぶりというのはどうなのかなあとか、強い要求の割には学校の役員に立候補するわけでもなく、とか、ついつい観察してしまったわ。人が悪いだろうか。いやー、実におもしろかったもので。
で、結局考えてわかったのは、そのママさんの感覚は「お客さん」なんだなあってこと。
それが塾に対してなら正当化もしれない要求だ。「お客さん」なら、許される。
しかし、公立の小学校に、タダで通わせて、生徒の分際で、先生に教え方の注文つけるというのは、私のようなむかし者にはわからない。
完璧な教師なんかいないんだし、自分の要望だけが通ったら教科はすべてOK、バラ色になるというものでもない。
でも、声の大きい主張は無視できないのが人情ってヤツね。
先生はいつ、聖職者から奴隷ちゃん階級に転落したのかと思う。可哀想になあ、弟(公立小学校の先生)も同じような目に遭っているのかもと思うと……。

なるほどね。どこにでも、おもしろがる種は転がっているんだなと思う。
大きな声で主張する、という方法は、大人になってからは良識の名のもと、使わなかったけど、いざとなったら使える手なんだなあ……とかね。
腹をくくって、魑魅魍魎の跋扈する公立小学校でやれることをしようと思ったら、突然今まで見えなかったものが、見えてくるものなのね。
まあ、せいぜい夢中になりすぎないようにしないとなあ。
相方が料理上手になってくれたおかげで、私が台所にたつ時間は、ただでさえ平均より少なかったものが更に少なくなり大変にラッキーだが、このおいしいお料理を一緒に頂けないような事態は困るのだ。

なんだかんだで今日も時間がとられてしまい、やっぱりP子のプレゼントのアイディアが思い浮かばないのだった。あと3日でなんとか出てくるものだろうか。
そういえばP子が赤ちゃんの頃、便秘になって「うんこ出ろの歌」を歌いながら腹をさすっていた日々を思い出す。歌いながら腹でもさすってみたら、アイディアが飛び出すだろうか。

2005年12月20日 23:11
コメント

えー、僭越ですが。
お父さんが有名シェフで、
お母さんが著名ソムリエ&給仕係。
二人で一日リストランテ「miso」を開店。
お客様はP子姫に福王子。
玄関から御来店です。
お料理は「ミソ・シェフのおまかせコース」。
お母さんは口からでまかせの薀蓄で
フツーのジュースや麦茶や水道水を
さも美味そうにオススメする。
お父さんの料理の腕と
お母さんの演技力が生かせて
大変よろしいのでは。
途中でシェフのご機嫌伺いとか
二人でミュージカルまがいの唄もあったりして。
鈴木家のお子さんも他人をノセるテクニックを覚えることでしょう。
ま、締めはケーキなんぞで適当に。
これでひとつ、いかが?

Posted by: トロ〜ロ : 2005年12月20日 23:41

透視?
似たようなこと、やってるやってる(苦笑

Posted by: ゆう子 : 2005年12月22日 08:57
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