2005年12月15日

41才・未納分

疲労困憊。
でも、バッチコーイ・モードは相変わらずで、今日も精力的に電話で討論。
討論、というのはビミョーにニュアンスが違うけれども。今日のお相手は、すごーく穏やかな人なんだよね。私もこういう風にエレガントにしゃべれたらいいのになあと想いながら、なぜか高田純次的な切り返しで答えてしまう。
それにしても、すらすらと言葉が出てくるのだ、こういう時の私。しかもすごい整合性で。そして高田純次のキャラクターで。
もはや高田純次を尊敬しているに違いない。
職業的訓練、というより、これは多分天性のもので、私はひょっとしたら名コメディエンヌか、あるいはもしも合法だったならきっと、詐欺師が向きだったのかもしれない。

な〜んて、天職の話をここんとこよく振るけど、41になって何いってやがるんでしょうか。
割と今本気で考えているのが、タイ料理屋でのアルバイト。
いやちょっと待てぃ、例のアレ、書き直しはどうしたのか。
こんなんで、またPTA活動に血道をあげたら、体いくつあっても足りなくないか?
しかも趣味をひとつ増やそうと考えてる。
40才から20年バレエをやっていた、という友達の母の話で決心が固まった。
こんなんで、テニスはいつ復活できるのか。
私は一体、何がやりたいんだろう。どこへいきたいんだろう。
……いつまでもケツの座りの悪い女だなあ。桃尻、ってやつですね。

「おかあさん一体、毎日どれぐらいの文章を書いているの?」
と娘にあきれられる。そういえば、ここんとこ、暇があればパソコン前か机に向かって手紙を書いている。子どもたちともっと話をしたり、一緒に遊んだりしたいのに、苦労をかけてすまないよ。
これが全部お金になる原稿だったら、1月のシンガポールは家族で一泊6000円台のホテルに泊まることもなかった気がする。
でも、私は私にできることで誠意を見せたい、責任をとりたいから、何度素人様のダメだしをくらっても、とにかく書くのだ。だってそれしかできないんだもん。
何を書きたかったんだろう、私。
本当は。
主題を持たない生き方は、ここにきて自分を苛む。こういう、思春期に悩むことを先送りにしても、ちゃーんとツケは回ってくるのだなあ。

今日、日中は幼稚園の役員の仕事納めだった。
集合のついでに、神戸屋キッチンでランチをした。
他愛ない話、赤裸々な話に笑い転げながら食べていたら、つい調子に乗って餓鬼のようにものすごい量のパンを食べてしまった。食後、パンがいつの間にか石ころに変わる。うへー、苦しい。これじゃ、赤ずきんのオオカミだよ。ああおばあさん、猟師さん、ごめんなさい。食べ過ぎのお薬を下さい。
相方は健康的な腹八分を実践して、ぐんぐん痩せているというのに。……私の、ばか。
痩せ方は知っているのに、痩せられないのは単に怠け者のせい。私はきちんと自己管理できているから。ふふん。
若い頃、若さ故の傲慢が言わせた冷たいコトバが、回り回って、自分を傷つける。これもまた、つけるべきおとしまえというか、未払い分のツケのひとつなんだろうな。


2005年12月15日 00:24
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